冷たい風の吹く中、2009世界ハーフマラソン選手権 が開催されました。



スタート時の気温は11℃。

小雨が降る寒い中のレースとなった今大会。

悪天候にも関わらず、スタート地点には大勢の観客が集まっていました。


スタート地点の様子。
笑顔と素直な心 ランナー赤羽有紀子のアスリート日記



スタート直前。

日本選手は皆リラックスした表情でした。
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予想通り、女子はスタートから凄まじいスピードレースとなりました。

先頭は5kmの入りが15分17秒。

序盤から一気に集団は縦長となりました。

10kmの通過が31分04秒。この時点で日本選手達は2分近い差をつけられてしまいました。

狭い道路と急なカーブが続き、後半は傾斜のきつい上り坂もあった難コースでしたが、優勝したMary Jepkosgei Keitany 選手のタイムは、1時間6分36秒!

この難しいコースを序盤から独走し、日本記録を遥かに上回る素晴らしいタイムでの優勝でした。


2位に入ったのはホクレン所属Philes Moora Ongori 選手。

1時間7分38秒のパーソナルベストをマーク!!

じわじわと順位を上げる冷静なレース展開に脱帽でした。

世界大会での銀メダル獲得おめでとう!!



日本選手団の結果は下記の通りです。

<女子>

中村 友梨香選手 12位 1時間10分19秒

木崎 良子選手  13位 1時間10分32秒

中里 麗美選手  16位 1時間10分40秒

赤羽 有紀子    26位 1時間12分30秒

正井 裕子選手  29位 1時間12分46秒


国別団体戦  4位



フィニッシュ後の5選手。

冷たい雨の中の難コースで良く頑張りました。

お疲れ様!
笑顔と素直な心 ランナー赤羽有紀子のアスリート日記



<男子>

北岡 幸浩選手 21位 1時間02分50秒

福山 良祐選手 25位 1時間03分00秒

尾田 賢典選手 28位 1時間03分09秒

佐藤 敦之選手 32位 1時間03分25秒

板倉 具視選手 67位 1時間06分00秒


国別団体戦 7位



男子レース直後の様子。

雨の中お疲れ様でした!
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今大会、残念ながら男女共に個人入賞者は無く、国別団体戦でもメダル獲得はなりませんでした。

調子の良い状態でレースを迎えられた選手、そうでない選手、選手達の目標もそれぞれ違いました。

今回の結果に満足している選手は、恐らく一人としていない筈です。

選手それぞれ課題も見つかったことと思います。

今大会の経験を生かし、更にレベルを上げて再度世界の舞台に挑戦して欲しいと思います。

笑顔と素直な心 ランナー赤羽有紀子のアスリート日記



赤羽有紀子、笑顔のフィニッシュとはなりませんでしたが、レース後は納得の表情でした。

冷静に今の自分の状況を分析できています。

きちんと頭の中で整理もできていますので、こちらからどうこう言う必要はない状況です。

次戦は11月3日の東日本実業団対抗女子駅伝となります。

埼玉県さいたま市をスタート、熊谷市ゴールで行われます。

今大会2位入賞を果たしたフィレス選手とは、今度は同じチームメイトとして1本の襷をつなぎます!!



今大会、私は初めて日本代表選手団のオフィシャルコーチとして参加させて頂きました。

至らない点も多々あり、スタッフ皆様には色々とご迷惑をおかけしたことと思います。

私もまだまだ勉強不足であり、経験不足であります。

今回の遠征を通じて見たこと、感じたこと、経験したことすべてを、今後の活動にしっかりと生かしたいと思います。

スタッフ皆様、選手の皆様、お疲れ様でした!!


駅伝までの時間は短いですが、やるべきことをきっちりやるだけですね!

頑張ります!!


日本からの沢山のご声援、本当にありがとうございました(^_^)v