昨日のホクレンディスタンスチャレンジ深川大会、女子10000mでの有紀子のレース展開を振り返りたいと思います。


昨日のレース、有紀子は1周78秒前後のペースで終始マイペースを貫きました。

スタートして、2週目には渋井陽子選手(三井住友海上)が先頭に立ち、1000mを3分10秒前後のペースでレースを引っ張りしました。渋井選手についたのは、6名前後だったように記憶しています。


有紀子は第2集団の先頭を引っ張る形になりました。 終始安定したペースで刻む第2集団は、後半ペースが落ちだし先頭集団から離れていく選手を拾っていく形でレースが進みました。


レース終盤、一人また一人と前の選手を拾いながらその第2集団も有紀子と藤永選手(資生堂)に絞られ、藤永選手は有紀子から1~2秒差でラスト1周を迎えました。

有紀子はラスト1周の鐘の音と同時にギアチェンジ。

(森田監督から『31分17秒!!』と大きな声がかかり、本人は、『70秒ちょっとでいければ、32分30秒が切れる!』と思ったそうです。)

バックストレートでは一気にペースを上げ、ストライドも伸びました。 そしてそのままの勢いで4位でフィニッシュしました。

 

有紀子の10000m毎のラップタイムは手元で、

3’14”5

3’16”5 (6’30”9)

3’15”8 (9’46”8)

3’15”1 (13’01”9)

3’16”8 (16’18”7)

3’14”1 (19’32”8)

3’13”1 (22’45”9)

3’16”0 (26’01”9)

3’18”0 (29’19”8)

3’07”6 (32’27”4)


前半の5000mが16’18”7

後半の5000mが16’08”7

ラスト1周のラップは、69”8


今季のトラックレースは5000mに絞っていましたので、5000m以上に対応する練習はしてきていませんでした。ですから、今回の10000mも距離に不安が無かったわけではありません。

予想していた通り8000mを過ぎてから動きが重くなり、苦しくなりましたが、ラストの1000mを3分07秒台でカバーするなど、スピード練習に力を入れてきた成果も出たレースだったと思います。


有紀子は昨日の10000mに本当にリラックスして臨むことができ、レースも楽しく走れたと言っておりました。

今季は、大阪世界陸上出場という大きな目標を達成する為に、ストイックに取り組み過ぎたのかも知れません。有紀子以上に私が考え過ぎ、悩み過ぎて、重い空気を作ってしまっていたかも知れません。

選手にある程度のプレッシャーをかけることも必要だと私は考えますが、その度合い、バランスは非常に難しいですね。 この辺りも今後の課題です。(と、考えること自体が重いのかも・・・)



レース前後、地元の方々から沢山声をかけて頂きました。

左の方、通称Ogaman さん。このブログが立ち上がってからずっと応援してくださっている方です。今回初めて直接お会いすることができました。 Ogaman さん、昨日は応援ありがとうございましたo(^-^)o



昨晩は朝日新聞社の取材を受けました。レースが遅かった為、当然取材をお受けする時間も遅くなり・・・ 増田記者、深夜までお疲れ様でした(^_^)v