昨日の兵庫リレーカーニバル女子10000mで、高校生の絹川愛選手(仙台育英高校)が、31分35秒27のジュニア日本記録で世界陸上A標準記録を突破し堂々の2位入賞を果たしました。

私は絹川選手のレースを何度か間近で見たことがあります。私が彼女のレースを初めて見た時は、彼女は高校1年生だったと思いますが、私にはとても高校1年生の走りには見えませんでした。まだ底がまったく見えない感じがして、『これは強くなりそうな子だなぁ~』と有紀子に話をしていたのを覚えています。絹川選手の意思の強そうな目にも大きな力を感じますね。彼女の今後のレースに注目ですね。


同じくこのレースで脇田茜選手(豊田自動織機)も31分39秒32という好タイムで世界陸上A標準を突破しました。脇田選手はレース中転倒してしまったそうですが、それでも先頭から大きく離されることなくフィニッシュしているのは凄いことですね。


他にも日本人勢では宮内洋子選手(OKI)も31分50秒45と自己ベストを大幅に更新してきましたね。


昨年からの記録も含めると、女子の10000mに関しては、かなりの数の選手が大阪世界陸上の参加標準記録を突破しています。実質的な最終選考レースとなる日本選手権では、現在のトラック長距離種目の第一人者である福士選手も加わり、更に激しい代表権争いとなるでしょう。


まだ国内グランプリシリーズも始まったばかりです。若く勢いのある選手達がどんどん出てきていますが、ママさんランナー赤羽有紀子も彼女達に負けるわけにはいきません。勿論有紀子以外のベテラン実力選手達も日本選手権にピークを合わせてくることと思います。


今後のレースで調子を上げていき、最低でも世界陸上の参加標準記録を突破した状態で、日本選手権のスタートラインに立ちたいと思います。

まずは次の日曜日に行われる織田幹雄記念国際陸上での5000mです。あと5日、このレースで勝負できる状態までなんとか調子を上げたいところです。