ビタミンC不足による血液の病気があると聞きました。どのような関わりがあるのでしょうか。
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よくあるご質問(FAQ)
ビタミンC不足による血液の病気があると聞きました。どのような関わりがあるのでしょうか。 |
ビタミンCの欠乏が続くと「壊血病」という恐ろしい病気を引き起こします。
ビタミンCの欠乏が続くと「壊血病」という恐ろしい病気を引き起こします。成人と小児の場合で症状が異なりますが、ビタミンCが欠乏すると、毛細血管が弱くなり、全身の皮下、歯肉、関節内等の血管が劣化し次々に出血を起こす怖い病気です。生野菜の摂取不足や、長期間の感染症、熱病のあとに起こります。16世紀~18世紀の大航海時代において、長期間ビタミンCを摂ることの無い船乗り達の多くがこの病で命を落としました。
壊血病は、ビタミンC不足ともにコラーゲンと深い関わりがあります。コラーゲンが低下すると、血管の柔軟性が衰え、破綻しやすくなり、出血が止まらなくなってしまいます。以前、コラーゲンのことについてはこちらの質問で回答いたしました。
ビタミンCは、コラーゲンの生成に深く関わっているのです。
コラーゲンは、プロピン、ヒドロキシプロリン(水酸化プロリン)などのアミノ酸が結合したものです。このアミノ酸からコラーゲンを生成するために、ビタミンCが必要になるのです。そのため、ビタミンCがないとコラーゲンをうまく作ることがでません。
通常の食生活を送っていれば、極度のビタミンC不足に陥ることはありません。ただ、加齢とともにコラーゲンを作り出す能力が衰えてくるので、ビタミンCとともにコラーゲンを摂取するとよいでしょう。
★コラーゲンが多く含まれる食品の一例
●肉類(牛すじ、手羽先、鳥の皮、鳥の軟骨、豚足、テールなど)
●魚介類(うなぎ、サザエ、タイ、カレイ、フカヒレ、エビなど)
●卵、ゼラチンなど
コラーゲンは熱を加えると溶ける性質がありますので、骨や皮がついたままの肉や魚をじっくりと時間をかけて煮込んだスープがお勧めです。
★ビタミンCが多く含まれる食品の一例
●柑橘類、いちご、ブロッコリー・ピーマンなどの緑黄色野菜、アセロラ、グアバなど
ビタミンCは水に溶けやすく、加熱すると壊れてしまいますので、加熱時間を短くしたり、生野菜を食べるなどの工夫をしましょう。