今年は静岡出張が多かったです、調べると毎月行ってます。
こうなるとあと2か月、毎月行けば月の皆勤賞だ。
という事は毎回行っているこの店も月の皆勤賞という事になる。
この日は店長がお休みだ、勿論料理長のりょーすけさんはいますよー。
何時もの席に着き(毎回予約してる)まずは生だ。
ここの生ビは札幌の静岡麦酒です、サッポロビール静岡工場(焼津市)から直送の静岡県内だけで販売されている生ビールです。
こちらの突き出しは餡のかかった茶碗蒸しです、まずは飲む前にお腹を温めてからという配慮からです、こういうのいいですよね。
その茶碗蒸しは週代わりのようでこの日は地物シラスと岩のりです。
すると料理長のりょーすけさんが今日は豆アジがいいですよと、そういつもカウンターのりょーすけさんの前が常駐席ですよ。
ではそま豆アジをサラリと唐揚げで。
降りかかっているのは山椒の実を荒く砕いたものだ、このひと手間がいいですよね、粉山椒ではないので鮮烈です。
これはうまい、味付けは他に塩を振っただけなのですが頭やワタの風味に山椒の風味が組み合わさってこりゃビールにぴったりですねー。
これを堪能していると、クリームチーズを酒粕味噌に漬けたのがあるんですよと、よしじゃそれもと言って出てきたものが。
出てきたものは酒粕味噌に漬けたチーズだけでなく揚げ餅と桜エビ塩が付いてきた。
この揚げ餅は先月が開店50周年で、その時に餅つきをした時の残りを切って天日干ししたものを使っているという。
市販の揚げ餅よりも固めてしっかりしてる、これ好きなタイプですねー。
これだけ桜エビ塩で食べてもいいくらいだ。
初めはこうして食べていたのだが。
これも悪くはないですよ、でもですね、チーズも揚げ餅もそれ単体で十分うまい。
なので。
クリームチーズは酒粕と味噌の風味ですが、酒粕の方の割合が多くのんべえにはたまらない。
揚げ餅も桜エビ塩を付けて食べればこれまたたまりませんですねー。
なので途中からこうして食べていましたぁ。
お次は真打の鰹三保の松原焼、これはお店の名称で要は鰹の藁焼きたたきです。
何時もは焼き方がやる仕事ですが、この日は料理長りょーすけさん自らが焼いてます。
藁の高熱で一気に表面を炙り、同時に藁の燻蒸香を纏わせます。
色々な薬味と登場、でも藻塩で食べるのが一番かなぁ。
ここの鰹はこのように柵どりできるくらい大型の物を仕入れています、こういう所も見てほしいですね。
鰹のたたきにはニンニクが付き物です、こちらは醤油漬けの物を添えていてマイルドですよー。
以前高知で頂いたときには生のニンニクスライスがいっぱい乗ってきた。
だがきつく無いんですね、不思議に思って店の方に聞くと。
これは四国産のニンニクを使っているからだという、要は土が違うんだと言っていましたね。
これは目からうろこで納得しました、他所のニンニクで高知と同じことをしても違うものになるという事ですね。
また脱線です、私はすぐに違う方向へ行ってしまいます。
話戻して。
この鰹から日本酒になっています、地酒開運の特別本醸造だ。
アミノ酸度は高くないようですが、それがきりっとしてて料理を引き立てる美味しいお酒です。
自家製黒ハンペンです、おでんと焼があるのですが私はいつも焼いてもらっています。
自家製なので市販のものとはちと違う。
勿論使われているのは鰯のつみれなのだがそれだけでは無いそう。
この辺りは企業秘密でという事だ、かかっているのも鰯節です。
ね、ほくほくムッチリで美味しそうでしょう。
ベースが鰯に鰯節ですから合うに決まってます、おいしー。
さらに酒に合うメニューという事で地魚のナメロウです。
お造りなどの端材で作るナメロウなのですがね発祥の千葉は外房のものとはずいぶん違う。
味噌は控えめで味醂が中心になった味付けだ。
海苔が付いてくるのでこれで巻いて食べる。
これがねぇ、酒に合うのよ~、、、。
この日は鮪、鰹、鯵、鯛、鰤といった物が入ってた。
端材といえばそうなのですが、これは楽しいメニューですよね。
海苔は3枚しか付いてこないのだが言えばいくらでも出してもらえます。
という事で良い気持ちになってお店を出ましたよ。
店はまだまだ忙しかったのでお見を繰りは遠慮していただいて退店です、あー楽しかったぁ。
11月と12月は有るのだろうか、何となく11月は有りそうなんですよね。
その時はまたよろしくお願いします。
美味しくて楽しかったです、ごちそうさまでしたーーーーーーーーーー、、、、。