せっかく天王寺にいるのだから通天閣へ上がらないとですね。

ホテルより前夜のルートをトレースしていきます。

 

 

午前10時ですがすでに開いているお店も多い、2交代なのでしょうね。

 

 

そしてインバウンドの方たちがすでに氾濫している、この辺りは浅草と同じですね。

 

 

夜は電飾でギンギンでしたが、昼に見てもやっぱり凄いや。

正に浪速のパワー全開な感じです。

 

 

ぐるりと一回りして周囲を観察です、横や裏からは普通の街に突如立っているといった感じ。

正面通りはギンギラなのですがこちらは住宅も普通にあります、なんか想像と違う立地だ。

チケット売り場の方へ回ると、すぐ隣にこちらがあった。

 

 

銭湯である、こちらもやはり温泉です、私の立っているすぐ後ろに通天閣が立ってる訳で。

昔ながらの旅館や喫茶店などもふつーに有ってこれまた凄いぞー。

そして駐車場、表通り沿いのパーキングより中に入る通天閣に近いほうが安いのだ、これまた驚きです。

 

現在の通天閣は2代目で東京タワーより2年前の1956年に完成しています。

2015年に耐震化がなされていてその時に入場経路が変更されています。

地上でチケットを入手したら地下へ降り、そこが低層階へ行くエレベーターでそこから別のエレベーターへ高層の展望階へ行くようになっている。

 

 

地下のエレベーター横には例のスライダーの出口がある、キャーキャーリアルな悲鳴が聞けますよ。

上がった低層階は殆どがお土産売り場でグリコの専用スペースもあった。

ビリケンさんの真実の口にベスパ、ローマの休日のパロと判るのは高齢者ですよね。

 

 

通天閣は当初新世界ルナパークという施設の中に建てられた。

その頃の様子が見れるジオラマも複数ある。

 

 

戦前はこんな感じだったようですね。

 

 

貴重な写真もあって、中には、、、。

 

 

おいおいこれ結構な高さですがまるで素通しのゴンドラです、現在の安全基準だとこれはあり得ません。

高所があまり好きでない私は躊躇しちゃいますね。

 

展望の出来る高層階へ上ります。

 

 

通天閣は高さ100メートル(避雷針入れると108メートル)と今となってはそれほど高い建造物ではない。

真下の様子はよく確認出来て箱庭を見てるみたいだ、40年前とそれほど変わっていない。

 

 

だが遠くを眺めればそれは40年前とだいぶ違います。

梅田方面はビルがひしめき合ってます。

命綱を付けて屋上を歩けたりバンジージャンプも出来る、ジャンプ&ウオークなんてのもやってます。

勿論やる訳ないです。

 

 

北側も、手前は天王寺公園で緑が有りますが奥はタワマンが立ち並ぶ。

東京よりもぎゅっと詰まった凝縮感が有りますね。

 

 

あべのハルカスが周囲を見下ろす。

それにしてもマンションが多いです、都市部は人口増加しているのがよくわかりますね。

対して農村部は過疎化と、これじゃそうなりますよね。

一通り景色を楽しんで戻ります。

エレベーターを乗り継いで降りたのは初めに上った地下1階です。

 

 

こちらも土産物だらけ、流石に商魂感じますよー。

地上に出るとインバウンドの方たちは更に増えてる、夜以上にいますね。

オーバーツーリズムという言葉が頭を過ぎります。

 

 

この時間帯だと飲食よりもこちらがにぎわっていますね。

射的は順番待ちするくらいだし輪投げもこんな規模で縁日の夜店とは全く違う娯楽になってる。

帰りに脇道へ向かっていたら。

 

 

通天閣脇の駐車場前にに歴史ある映画館です、これも昔ながらの娯楽だ。

この辺りは観光地として浅草など東京とは違う進化をしているようです。

射的に弓矢、輪投げにスマートボールと、これらが形態そのままに大きく正統進化しています。

東京ではとっくに淘汰されています、これが浪速の根性というか商魂というか知恵なのでしょうね。

 

 

この景色は懐かしい、私が10代後半の多感な頃過ごした浅草六区のようでもある。

食い倒れだけではなく昔からの文化を進化させ見事に現代に通用させているそのパワーは凄いものだと感心いたしました。

 

この後西成方面をカメラを携え歩いてみました。

その様子はまた次回という事で。

勉強になった一日でした。