これも出張中の研修という名の娯楽で訪れた、科学館や博物館同様水族館も大好きなんですね。
竹島水族館はミニマムなのに内容豊富で、館員たちによる手書きの解説が人気になっているという。
なので是非とも行ってみたかったのだが、蒲郡は中途半端で東名高速で近くを通るものの行ってみたことはない場所にあります。
今回は神戸の帰りに知立に寄ったのでこの日は静岡までの工程、静岡には3時までに着けばよい。
午前中のオープンに合わせて知立を出た。
確かに外観からして小さな水族館だ、これは本館でもう少し小さい新館と2棟の構成です。
入場はまずは新館から、入館するとそこそこの規模の深海水槽が現れる。
深海魚の展示というと沼津の深海水族館が有名ですが、実はこちらの方が深海生物の展示数は多いんですよ。
私は沼津の深海水族館は行っているが、確かにもっともっとミニマムで展示数も少ない。
だが私はこちらの展示目玉は冷凍のシーラカンスだと思う、はく製ではなく冷凍のシーラカンスは迫力満点で行ったことのない方は是非とも見ていただきたい水族館の一つだと思っています。
話戻してこの深海水槽だ、世界最大のカニであるタカアシガニが沢山います。
近寄ってみるとー。
なんかはく製みたいなのですがこれが本物です、ゆっくりと動いてる。
足を広げれば2メートルはあるだろう、沼津の水族館ではこの大きさは無理で居ない、思わず見入ってしまいますねー。
この水槽奥が一段上がっていて裏に回ると下から見えるんですねー、なので。
タカアシガニを裏面から観察できます、これは見たことのない展示だ。
それにしてもうまい具合にこの場所へ誘導していますね、生態を利用しての展示だと思いますが見事です。
こちらの特徴はこういう飼育員による説明なんですね、誰にでもわかりやすく説明されています。
これを読んでいるだけでも面白い、成程人気なわけですね。
こちらが新館で本館へ行くのにはいったん表へ出る、アシカショーをやっていましてイルカやトド等の大型の海獣はいないものの施設の範囲で上手にレイアウトされてます。
アシカゾーンから本館へ行く途中には。
浄水施設の中を通るようになってて、これも演出の一つだとろう。
こういう裏方も必要だという事を来館者に知ってもらうのも必要なことだと思います。
その本館の内容には驚いた、確かに深海生物の展示はかなり充実しています。
オオエンコウガニです、マルズワイカニの缶詰って見たことありますか、その正体がこれです。
深海生のカニだったんですね、幅は40センチほどあり身入れは沢山ありそうですが。
やはりズワイガニとは別物です。
この深海カニ系で目を引いたのはこれ。
オオホモラというカニで良くタカアシガニの子供と間違えられるという。
最後節が上を向いているのが判るでしょうか、このカニはなんでも背中に背負っちゃうんですよ。
擬態のためですがイソギンチャクや貝やウニなどなんでも背負って身を隠します。
もう一つタカアシガニの子供に間違えられるのがこれ。
オオヒラアシクモガニです、足を広げても50センチほどですからこれが幼体と思われてもさもありなんですよね。
勿論深海だけでなく浅海の展示も盛りだくさんです。
紹介しきれないくらい水槽数はしっかりとあります。
途中唐突にカワウソ君のコーナーがあったり。
かわいらしいですよね~。
意外と飼っている方もいるそうです、トイレもちゃんと躾けられるというから知能も高いですね。
水に入れる場所は必須なのである程度のスペースが無い家では飼育は無理かなぁ。
オープンな水槽もあります。が、これは手を入れてはいけないようです。
ところがですね、触れる水槽もあるんですよ。
ふれあい水槽です。
オホーツク海のロシア域に多いイガクリガニや日本周辺には普通にいるネコザメなんかに触れます。
注意書きに従えば感触が楽しめると。
そんな中でも極みはこちらですよー。
タカアシガニに触れる、勿論生きています。
ただこれらはストレスをかけないように注意書きに従って触れましょうねとの案内が。
足をつかんだり(外れやすい)、持ち上げたりは絶対にしてはいけません。
触感はまぁただのでかいカニなんですが、生きているってところが貴重ですね。
餌やリコーナーなんてのもあります。
まるで養殖の生簀のようですが子供たちは楽しんでいましたよ。
この水族館交通の便も立地もそれ程よくないからか外国人は一人もいませんでした。
先週行った名古屋港水族館とは全く違います(規模もだいぶ違いますが)。
なのでこういった展示でも統制は取れていまして安心して見ていられます。
派手な演出は無かったものの内容は大変充実しておりました。
この後予定があるので(静岡市で仕事だ)2時間ほどで引き上げましたがもっと見ていたかったですね。
アシカショーも見れなかったですしね。
こじんまりとした館でしたがとっても堪能出来て見聞が広がりましたよー。
これはいつかまた行きたいと思う、いやまた行っちゃうだろうという水族館でしたね。