隣区の江東区に崎陽軒の東京工場があるのは何度も書いてる。
つい先日の中華弁当をアップした時にも記しています。
崎陽軒の中華弁当、ちょっとの贅沢で大満足の逸品です。 | redtylerのブログ
今回は原点であるシュウマイ弁当を食べてたくて直売所へ行った。
それはここの所シュウマイ弁当を食べていないなぁと思ったから、前記中華弁当や幕の内弁当、炒飯弁当や季節の弁当などこちらの弁当は結構食べているのですが。
調べてみるとシュウマイ弁当は2023年1月以来と2年以上食べていないです。
相変わらずのパッケージ、何かホッとしますねー。
蓋を開けばー。
こちらもここ数十年は変わっていないであろう内容です。
だが私の記憶では昭和40年代はシュウマイが今より1つ少ない4個だったし、メンマみたいなタケノコ煮も入っていたのを記憶してます。
あんずも入ってたと思いますが唐揚げは入ってかったかなぁ。
そういう記憶が残ってる年代は先ず食べる前にすることはこれですね。
蓋の経木に張り付いている米粒を拾って食べね事です、一粒残らずね。
お米は作ったお百姓さんに感謝して食べろって親から教育された年代は無意識にこれをやってる。
この経木を今でも使っているのがシュウマイ弁当の信念なのでしょうね、蒸れる事無く適度に保湿してくれるので今でも優秀な材なのですが、コストがかかるので今ではこのシュウマイ弁当以外は見受けられなくなってしまいましたね。
流石に側面は発泡材になっていますが蓋だけでなく底にも経木は使われていますから、最後にもお米はがしの儀式は楽しめますよ、、。
シュウマイの1個がはじかれたように上に行ってるのは4個だった時代の名残でしょうか、弁当のサイズは変わっていないのでこうなってるかな。
手作りだった昔は一つ一つにグリーンピースが乗っていたのですが、工場生産になって肉餡に練り込まれるようになってしまった、それも原材料に入れているようで入っていたり入って無かったりです。
ただ美味しさはこれ昔の物よりもずっと旨くなっていると思う。
肉もたっぷりでホタテの旨みと、グルメになった現代の方々の趣向にしっかり合わせていますね。
このメンマ風タケノコ煮が結構多く入っています、確かに昔の記憶からこれはやはり多めに入っていたと思う。
ただこんなにふくよかに炊かれていなくてもっとしっかり味の物だったと思います。
マグロの漬け焼き、数年前にマグロが不漁で鮭になった事もあるがこれも不動だ。
マグロといってもツナ缶に使われるビンチョウマグロですから油は乗っていない。
醤油と味醂が利いていてこれが白飯だけでなく酒類に合うんですよねー。
そう、崎陽軒の弁当は基本旅弁ですから総菜がご飯のお供だけで無く肴にもなるように作られてる。
唐揚げも小ぶりだが少し濃い目の味付けでこれもいいです、パサついていなくてジューシーなのは流石です。
箸休めは昔は無かったと思う、味付け昆布と紅生姜でさっぱりです。
杏子はやはりデザートですかね、昔は贅沢食材(瓶詰の杏子はシロップ含め憧れです)だったので大事に取っておいて最後に味わった物です。
そういえばおおぎやさんの峠の釜めしにも入ってますよね、どちらが先なのか、ひょっとして真似したのかなんて考えると楽しいです、いつか真実が判ればと思っていますよ。
俵型に分けられた御飯も昔通り、前述底板も経木ですからお米をはがす作業付きです、これもまたいいですねー。
という事で、今回は爺じいの60年程前の記憶を辿りながらの実食でした。
時代により随分と変わっているはずなのですが、基本の味は変わらずと。
美味しいままのシュウマイ弁当は現在1070円となっていますが納得以上の満足感のある物でした。
おいしかったです、ごちそうさまでしたーーーーーーーーーー、、、、、。