姉夫宅に少しの間の居候、家の風呂が古くなって来たのでリフォームです。

なので風呂が使えなくなるので退避です。

こちらは姉宅の徒歩圏に有る、常々行ってみたかったんですよね。

 

 

元は鶏主体のお肉屋さんだ、代替わりした時に店を改装してジビエも扱う焼鳥居酒屋になった。

店は増築されたり改装したりで変わった造りになってる。

案内されたのは元々店舗だった部分を改装した所だ。

 

 

冷ケースだった部分に板をはりメニューが手書きされてる、ガラス戸は正にお店のままですね。

席の方は。

 

 

こんな感じで着席した。

増築した別棟はもっと広いそうで、裏には野外席と駐車場が有ります。

メニューはとっても多くて串焼き系だけでもこんなに有る。

 

 

揚げ物も元が肉屋なので得意な物だ。

 

 

飲みのもだってこんなに有り。

 

 

個々には載り切らないオリジナルカクテルやチューハイなどが店内に張られています。

 

 

生ビーのみながら先ずはキャベツと野沢菜のワサビ漬け食べながら何にしようかなと。

やっぱりお目当てのジビエの串焼きですよね。

キョンはどうしても食べたかったので確定として後はボタン(猪)の串を塩焼きでオーダーです。

 

 

見た目はどちらも良く見るもつ焼きのカシラみたいですね。

では、キョンからいってみましょう。

ひと口食べるとー、、、、、うーん、、硬い、硬いですよー。

肝心の味の方はどうかというと、これまた何とも微妙だ。

似てるのは当たり前だが鹿肉です、その片鱗は有るのだが。

これが美味しいかどうかというのは食べる方によりかなり違うと思う。

私はそれ程美味しいとは思わないものの食べちゃいましたが、姉は一口でOUTでしたね。

実は調子に乗ってタレの方も注文しちゃったりしてる。

 

 

やはりこちらの方が食べやすくはなっていますが、好んで食べるかどうかはやはり人次第ですかねぇ。

 

で、ボタン(猪)串の方はどうかというと、これがですねー。

私猪は牡丹鍋などで結構食べています、勿論狩猟物でイノブダでは無い本物です。

一番おいしかったのは岐阜郡上八幡から山中に入った旅館で食した物。

女将さんにお客さんいい時に来たねー、と言われて出てきた夕飯がボタン鍋でした。

地元の猟友会が1週間前に捕ってきた物だというそれはもう。

肉の旨みもさることながら、脂身の旨みが凄かった、甘くてしつこくなくて最高でした。

そんな経験からするとこの猪肉はなんだ???、あの旨みは何処へ行ったのだろうか。

これは何処の部位なのだろうか、しかも甚だ新鮮ではない、獣集すら感じる物だ。

 

ここで普通の焼き物を、

 

 

左から豚レバ、鶏モモ、白レバだ。

 

 

鶏つくねに鶏レバです、これらはごく普通というか。

チェーン店によくあるレベルといいましょうかね、普通に食べられる物でしたよ。

他にも。

 

 

ニンニク丸揚げとか、冷やしトマトとか間に挟んでビールも進みましたよー。

このトマトがとっても美味しくて、地元産の物だという。

画像を撮っていないのが残念でした、新鮮で熟した物を収穫した物で何とこれが一番おいしかったという顛末でした。

ごちそうさまでした。

 

 

追記

キョンの可食部はやはり後ろ足の腿部分だけだという。

なので1匹から1Kも取れないのだそうだ。

そう聞くと貴重ですよね、でも味は人を選ぶようなものでしたが、、。

原産は中国であちらでは高級食材だ、台湾にも生息していてやはり高級食材なのですね。

色々と味付けされる中華料理ではこの個性が合っているのかもですね。。

 

 

今回使っているのは鴨川で捕れたものだという、本土における原産地でしょうかね。

日本でもかなり以前から八丈島にキョンは生息していました、がきデカという漫画をご存じの方ならすぐ分かりますよね。

現在千葉県で急増している本土のキョンのルーツは昔外房に有った行川アイランドという動物園です。

台風の時に柵が壊れて逃げ出した十数頭が繁殖した結果だという、恐ろしい繁殖力。

というより天敵がまるでいない環境なのでこうなってしまったという事ですね、自然というのは絶妙なバランスで出来ているというのを実感します。

 

こうなると高級中華のキョン料理を食べてみたいですねー。

これが美味しかったら例えば横浜中華街の看板料理になる可能性も秘めていますよね。

ただ頭数は増え続けている物の捕獲数は僅かで市場にしっかりと流通できるルートは確保されていないのが現状です。

ただでさえ減少している猟師さんが元々千葉では少ないですしね。

もし流通システムが確定できれば美味しいキョン料理が食べられるかもですよねー。

ビジネスチャンスですよー、どなたかチャレンジ如何でしょうかね。