純連といえばそれはすみれと共に札幌を代表する味噌ラーメンが美味しい店だ。
村中さんという女性店主が昭和39年に興した純連(すみれと呼ぶ)店がルーツです。
一時店を閉めるのだが長男さんが純連(じゅんれん)として再開、三男さんが先にすみれを興して現在に至ります。
純連監修の味噌ラーメンカップはこちらと同じサンヨー食品から丼タイプカップが名店の味シリーズより発売されているのだが。
札幌純連監修、札幌濃厚味噌ラーメンカップはどうなった。 | redtylerのブログ
今回の物はファミリーマート専売のファミマル商品として発売されています。
縦型ラージカップとして価格を抑え、より手にしやすくしてという販売戦略なのだろうか。
内容を見てみましょう。
小袋が2つ入ってました、通常縦カップに調味油等を付ける場合店麺に張り付ける形をとるのだが、今回は2ヶという事でこのようにしたのだろうか。
この形態はエースコックが得意で1ヶでもこの入れ方をする。
サンヨー食品はエースコックと業務提携しているので習っているのかなぁ(このカクカクした樹脂製カップも共通仕様となっていますね)。
カップ内はそぼろ肉、メンマ、ネギの乾燥かやくが入っています。
早速熱湯4分です、出来上がりはー。
小袋は味噌ペーストと調味油でした、ただ小袋なのでそれ程量は無い。
味噌の良い香りがしてきます、ではスープ行ってみましょう。
純連の味噌ラーの香ばしさは有りますがやはり物足りなさは有りますね。
それはノンフライ麺で液体スープの丼カップという最上位仕様のこのカップを知っているから。
札幌純連監修、札幌濃厚味噌ラーメンカップはどうなった。 | redtylerのブログ
やはり味内容は価格に比例する様でらしさは希薄になっているかなぁ。
スープ自体が粉末な訳で、少しのペーストを加えたところで液体スープに敵うはずはない。
丼カップでも少なくなったと不満だった油量はこのカップでは小袋頼りな訳で甚だ足りない。
麺は森住の縮れのある黄色い札幌の太麺を模したものになっています。
だが所詮は油揚げ麺、ノンフライのようなもっちりとした食感は無くフガッとした物。
この辺りも縦カップの限界か、ただ日清や同資本の明星が縦カップでもノンフライを投入していますから言い訳にはならないかなぁ。
実店舗の純連さんは本店ではなく北31条店という国道231号を石狩へ行く途中の市内からは外れた支店で食べています。
街はずれだが駐車場もあり観光客は来ないので並ぶこと無く食べられました。
すみれさんは本店で食べています、新しく大きくなったお店は回転も良く味噌も醤油も食べましたよ(味噌は勿論おいしいですが実は醤油に嵌ってるんですよ)。
そうして比べてみると同じルーツを持つ名店2店の違いが分かります、それはカップでも。
らしさは感じるんですよ、特にすみれの味噌ラーと比べてあちらが元の純連(すみれ)を進化させたものでこちらは継承している物というのを感じられる仕様にはなっていると思う。
価格考えれば十分美味しい物ですしね。
お店の味を知り名店の味シリーズのカップを知る物としては物足りなさは有る。
だがこのカップはより手軽な価格で純連の味をという事での企画開発発売なのだろう。
その目的はかなり達成されていると思う。
とすれば純連の味噌ラーを食べたことが無い、あるいは食べてみたい方には示標とはなりえるカップなのではないでしょうかね。
ごちそうさまでしたーーーーーーーーーー、、、、、。