工房の近くに湖北出身のご夫婦がやっている中華屋さんが有る。

規模は街中華ですが出される内容は元々料理人だったご主人が作る本物湖北料理だ。

系統的にはやはり広東料理になると思う、その本物が味わえる貴重なお店です。

この日は夜一人身です、ならば好きなもの食べに行こうとこちらにしました。

 

先ずはビールからですね、チンタォです。

 

 

青島ビールの歴史は古く100年以上の歴史がある、1898年にドイツの租借地となった青島に租借地経営の一環としての産業振興策としてビール生産の技術移転を行ったという。

渡来したドイツ人の指導で作られたという本格的なビールだ。

付き出しは揚げピーナッツ、これが香ばしくて進むんですねー。

前菜は当然こちら。

 

 

ピータンは大好きです、紹興酒などと同様上海料理なのですが今では全土で出てくる前菜ですね(なのでか紹興酒北京では置いて無い所が多いです)。

 

翡翠餃子を頼みました、ほうれん草を練り込んだ生地で作った餃子です。

 

 

焼き餃子になっています。

良く中国では茹で餃子が普通で、焼き餃子は前日の残り物といった習慣が有ってお店で出て来る所はないという(餃子の王将が中国出展後上手くいかず退店してしまったのはこれが原因と言ってるが)。

だが日本の影響か私が頻繁に行っていたコロナ前頃にはちらほら出している店が有りましたね。

こちらも日本に合わせて焼も出しています。

しかし餃子ってなんでビールに合うのでしょうね、チンタォお代わりです。

 

女将さんが今日はドジョウが入ってるよー、と。

でも多いんじゃないかい?というと、じゃ少な目にするよーっと。

出てきたのは。

 

 

いや、結構あるよ、一人でつまむ量じゃないと。

でもおいしー、やはり衣には五香紛等中華の香辛料が使われていて一味違います。

なので合わせる酒も―。

 

 

甕の紹興酒です、10年物だ。

これを2合温めてもらってキュッとやりながらドジョウを楽しむと。

付き出しの揚げピーナッツもお代わりしていいですねー。

 

そしてらこれ作りたてで美味しいからたべなって頂いた。

 

 

マントウ(蒸しパン)です。

半分にしてもらっているのですが結構な大きさだ。

本来は中に何かを詰めて食べたりするのですが、このままでも出来立て熱々は美味しいです。

少しだけ黒砂糖の香ばしい甘みで食べちゃったらここでお腹は腹7分になりましたぁ。

ドジョウは半分ほどお持ち帰りにしまして、美味しい余韻のままお店を後にしましたよ。

 

 

こちらの私の一押しはミフンロという料理で、漬け込んだバラ肉と里芋とを発酵させた蓮の葉で包んで蒸した湖北料理なんですね。

こちらがそのミフンロです。

 

 

これが絶品なんですが量が多くて一人では無理なんですよ。

腸詰めも自作してる。

 

 

やはり日本の物と違い香辛料の使い方が独特ですねー。

私は大好きなのですが食べ慣れない方には初めての香辛料でダメな方もいるとおっしゃっていましたね。

そういえば麻婆や担々麺で一般的になっている花椒(ホワジャオ)も苦手な方多いですしね。

 

 

キュウリの炒め物です。

こういう発想は日本人には無いですよねー。

でも味付けで火を通したキュウリってのも美味しいというのがわかりましたよ。

 

ということで、次回は人数揃えてくることにしましょうね。

おいしいものが沢山ありますからねー。

 

この後何時ものバーへ行ってカクテルで楽しく撃沈いたしました。

ごちそうさまでしたーーーーーーーーーー、、、、、。