正月最後を姉宅で過ごした帰り、姉宅は千葉県柏市の外れ大島田という16号線の渋滞で有名な場所近く。

当方の生息地へ帰るには必然的に松戸方面を通って帰ります、その途中寄って来た。

場所は新京成五香駅の近く、店前に駐車スペースが2台分有るのが有難いです。

 

 

店主は柏の名店夢館出身だ、なので夢の字を頂いてひらがなのむどうにしたようです。

店内はL字型カウンター7席、当初9席でしたがコロナを機に減らしたのでゆったりと食せます。

今年の一発目はニボでは少数派の塩ラーメンにした。

 

 

塩ラーメン味玉入りです。

澄んだスープですがニボはしっかりとしているのがこちらの特徴です。

ではスープから行ってみましょう。

 

 

黄色い澄んだスープは豚鶏の鶏が主体の煮干しスープで、この色なのにニボ感はかなりありますよ。

ただセメント系の物とは違いえぐみが無いのもこちらの特徴で、頭やワタを丁寧に外した手間のかかったスープなんですね。

以前店主さんに話を聞いた時に豚鶏の動物と煮干し出汁を合わせたダブルスープなんだと説明頂きました。

そして今回以前来た時との違いを発見、浮かぶ油の色なんですねー。

この香味油よーく味わってみてもその組成が中々判らない、ネギだのエシャレットだのがベースの香味油ならすぐに判るのだが。

店主さんに聞くとやはり煮干しの香味油でした、やはりといったのはスープに使われているのと同じ材料なので判り難かったのですね、香味油はニボの強化に使われている訳だ。

ただこのオレンジ色が解せません、更に聞くとー。

この色の素は唐辛子だそう、辛さは殆ど無いので判り難かったのですが、辛さや風味では無く色付けのアクセントに使っているようです。

 

 

麺は菅野製麺特注の細いストレート麺です。

加水も少な目でこう書くと博多の細麺のようですが違います。

博多麺よりももう少し加水は多めで細さも気持ち太い、束にして食せばクッと歯に食い込む食感で独特な物。

少な目加水は小麦感をしっかりと感じられます。

 

 

チャーシューはメンマと共に都度都度レンチンしてます、ホロリと柔らか。

見た目よりも味付けは強くなくこれまたうまーい。

 

 

トロ玉もいいですよー、黄身の旨さが濃厚です。

メンマは柔らかく繊維感も少ない、刻み玉ねぎがこれまたいい仕事してます。

ニボには玉ねぎ合いますねー。

 

 

最後の方でこいつがひっかかる、柚子は底の方に忍ばせてあり細いのが3つほど入ってて後半の清涼感に寄与しますねー。

こういう細かな演出が店主さんのセンスなんですよね。

 

美味しかったですよー、今年お初にふさわしい一杯でした。

この状態で1000円、塩ラーメンならば900円です。

1000円超えが普通になって来た昨今このクオリティでこの値段は有難いですよね。

店主さんはまだ40手前と思われるマッチョマンです、いかにもジム通いしてますの体型ですが気さくでハンサムな方だ。

お店にはあと女性が一人なのですが、何時も厨房の奥の洗い場にいて丼を下げるときだけ店内に出てきます。

奥さんで有ると思うのですが恥ずかしがり屋さんなのでしょうかね。

 

さて、今年のラー食は煮干から始まりました、何時も通り体に負担無いよう食べて行きましょうね。

具体的には麺を少なく又は半分にして炭水化物を減らし代わりにチャーシューや味玉などのトッピングで蛋白質を増やしてスープを残して塩分を制御+食後の野菜ジュース等。

こんな事やってどれだけマシになるかって事ですよね、何やったってラーメンはラーメンなのですからね。

まぁ無理なく楽しくラーメン食べて行きましょ。

おいしかったですよー、ごちそうさまでしたーーーーーーーーーー、、、、、。