という事で今年も発売されました名代富士そば監修の紅生姜天蕎麦カップですよー。

名代(なだい)富士そばは関東を中心に展開している立ち食いそば系の大衆チェーンです。

こちらカップは2019年11月に突如発売され、その完成度と美味しさで一気にカップ麺界を席巻した。

その後毎年この季節になると発売されていてもはやカップ麺界の風物詩化している。

年越しそば用に買い置きしている方も多いようで。

正月に大勢の方が帰省する家庭などでは箱買いして用意するという、勿論食べた方々も納得の美味しさが有っての事ですね。

 

 

改めて今年の今年のバージョンだが、これ昨年と全く変わってはいないですね。

それは内容についても。

 

 

はい、寸分違わぬ違いは有りません。

もう完成の域という事か、確かに私もそう思いますよ。

ただ初期の物はわかめが多く別パックになっていた、これだけが違いです。

早速熱湯5分です。

 

 

はいー、出来上がりも昨年通りです、パッケージが変っていないので当たり前ですよね。

いつも話題のこいつも全く同じです。

 

 

紅生姜のかき揚げですね。

関西の紅生姜天というとスライスした紅生姜を天ぷらにした物ですが、関東のは刻み紅生姜をかき揚げにした物が一般的です。

こちらはそれをカップめん用にうまく再現されていますよー。

蕎麦の麺と共に支持を受けたこれがこのカップの特徴です、富士そばの人気メニューを良く再現していますね。

では、早速スープ、、じゃなくて汁を頂きましょう。

 

 

醤油が立った節、それも鰹節の荒節だけでなく宗田節や鯖節なども入る、どちらかといえば後者の方が主となる関東の街場の出汁が再現されている。

ただ下町の人間とするとちょっと物足りないかなぁ、もっと濃くって醤油が利いた汁が欲しいと思ってしまいます。

現に名代富士そばの汁ももう少し濃い目の味付けになっていると思う。

全国展開するであろう当カップではこの辺りは無難な線を行かないと反発される地域も有るかも、という事でこうなっているのだろうか。

なので東京の下町人としてはお湯を1~1.5割位少な目にした方がしっくりくるかなぁ。

 

 

麺も変わっていないようで、先日発売されてその完成度に驚いた茨城けんちんそばカップの物とは違うものでした。

凄麺から茨城けんちんそばが突然登場、その味や如何に。 | redtylerのブログ

 

こちらで使っている蕎麦は茨城産の蕎麦粉を使ったかなり本格的な蕎麦で、その蕎麦粉感さえある出来上がりには本当に驚きました。

今回の蕎麦は名代富士そばという大衆チェーンの蕎麦を元にしていますからそれ程の本格さはないと。

だがちゃんと蕎麦感は感じられて美味しいですよー。

 

 

いゃぁ今年も美味しく頂きましたよー。

内容が変っていないのがかえって安心するというか、ああ又この味に出会えたなと。

毎年通っているお店に行ったようなといったら大袈裟か。

でもそんなことを思わせるくらいの出来栄えだと思う。

そして関東の、下町の味を感じてみたければお湯を1~1.5少な目にですね。

おいしかったです、ごちそうさまでしたーーーーーーーーーー、、、、、。

 

 

 

 

追記、江戸下町のそば汁は。

それは冷たいもりなどの麺つゆだけでなく、温かいそば汁も飲むようには作られていないんですよ。

因みに冷たいつけ汁は辛汁といい、温かい汁は甘汁といいます。

その甘汁の方もあくまで蕎麦を食べるための汁で、飲む汁には作っていないんですね。

なのでこちらの方達は汁はほとんど残していくのが普通なんです。

この辺りが関西の昆布を中心とした出汁つゆとの違いで、関西のうどん汁は飲む汁になっているのですね。

なので誤解が生じると、関西の方は関東に来てこんな辛い汁が飲めるかとお怒りになったりします。

関東のそばの汁は冷たくても暖かくても頂きたければ蕎麦湯で伸ばして飲むものなんですよ、各自の好きな濃度にして頂くんですね。

まあ、関東の方達は昔から自然にこれらやってますから、現在ではこのように作っているのを知っている方は少なくなって来ているんじゃないでしようかね。