2020年11月、突如発表されたメグロブランドの復活。

それはW800の外装を先代のK2風にカスタムしたモデルで突然の発表に驚いたものだ。

それが2021年の発売後3年を経てマイナーチェンジが行われる。

カワサキより正式に2025年モデルが発表されました。

 

パッと見変ったのはタンクである、というか今回のマイチェンはこのタンクの意匠だけかな。

それまでのK3が先代のK2を模した物なのにこちらはSGのタンクをイメージしたスタイルになっている。

 

なのでぱっと見は昨年発表されてこの秋にも国内発売されるというメグロS1とイメージの統一化が図られているようだ。

多分タンクマークを共用するべくこのデザインになったか。

 

正直こちらの方が見た目も落ち着いていい感じだと思う。

SGのデザインはメグロS系統の延長ではありますが、エンジン含めカワサキの造形は優秀と思います(昔好きで乗ってましたからね)。

現在のK3はわたし出来の悪い素人のカスタムみたいだと書いたことが有る。

タンクはバイクの顔ですからね。

 

 

それにしてもカタログはかっこよく写すなぁ。

でもね、これ現在のカタログ画像に加工してるんですね、元素材は現K3の物と一緒。

 

 

この画像見てて多分モデルさんは180センチ以上あるんじゃないかと。

海外向けにそのくらいの体格にしたのでしようかね。

日本向けに170センチくらいのモデルさんならもっと車格は立派に見えると思うのですが。

どうせならこの辺もCGでやっちゃったらどうですかねカワサキさん。

 

という事で現在の私にはまったく関係の無いバイクで有りますが何故か気になる。

何処かに昔乗ってたSGの影が有るからかなぁ、それならもうすぐ発売のS1の方が気になるのに。

勿論S1は気になりますが、軽薄というか重みが無いんですね。

そんなのSGも250なんだから230のS1と比べても変わらないだろうと思うでしょ。

でもね、フレームからフェンダーから足回りからエンジンだって。

 

 

これは2023モビリティショーにS1と並んで展示されていた車両。

本来はカワサキの旗マークなのをS8かなんかのメグロマークに変えていたりしてる。

深い前後のフェンダーや大きなフィンの立派なエンジンなど、どっしりとした重みがある(現在のエンジンのフィンが小型化しているのはシリンダやピストンの材質やコーテイングと、オイルの進化による冷却効率の向上がかなりあったようですね)。

 

さてこのK3売れているのかどうなのか、現在走っているのは都心でも殆ど見ません。

テコ入れは成功するのか、ネオクラッシックブームに乗ることが出来るのか。

お手並み拝見としましょう。

 

 

追記

トライアンフやローヤルエンフィールド等海外でもネオクラッシックのムーブが起きている。

特に400㏄以下では各社力の入ったモデルが出て来てます、ホンダのGB350シリーズもその中の一つだ。

そこでこのK3(W800)のシリンダー片方を使ってこの市場に殴り込みをかけたら面白い事になるのではと思う。

S1のフレームにそのエンジンを載せたらなんてね。

他社が中国やインド製に対し日本製という優位も有る(ホンダもインド製) 。

日本の免許制度は世界から見れば特殊で、こんな中間排気量で区別している国は無いのだが。

以前はどうせ免許取るなら大型が殆どでしたが、現在はそんな大きいのはいいかなとかとりあえず普通二輪とってから必要ならば大型へという事で普通二輪をとる若い方が多いという。

バイク自体の価格も400クラスが70~90万位なのに対しリッターバイクは倍位しますしね。

という事でバイクの普及化にこのクラスはこれからもっと注目されると思います。

私自身もサトゥルノは500の単気筒と走っててとっても楽しい訳ですからね。