久しぶりのさん式さんだ、こちらは本郷の名店ねむ瑠さん出身で修行先の烏賊煮干し出汁を継承し、更にブラッシュアップしての人気店です。

 

 

土日休はラオタで並びの出るお店ですので店外には椅子が並んでます。

この日は平日の午前11時半前、なのでスムーズに着席出来ました。

だがこの後食べている間にも次々とお客さんが、流石の人気店ですねー。

 

入り口左の券売機で勿論烏賊背脂煮干し中華そばをポチリます、店一推しのメニューです。

速い時間なので5分と立たずに着丼しました。

 

 

いゃぁたまらない、ビジュアル見ただけで美味いの確定なんですよこの店。

存在感十分なチャーシューに岩海苔がタップリ、ブツブツと大ぶりな背脂が沢山浮いていますよー。

 

 

ではスープ行ってみましょう。

 

 

背脂は浮いているのに油はそれ程浮いていない、背脂は良く炊きだされておりしつこくない、これで意外とサラリと食べられるんですね。

そのスープはしっかりとした豚骨の下支えに烏賊の煮干しがこれでもかと利いてくる。

鰯の煮干しも使われているようでかなり複雑なニボスープになっています。

 

ここで烏賊の煮干しってなんだ?って思う方もいるでしょう、一般的には売ってないですよね。

なので皆さんが判る範囲で一番近いのはイカ珍味、頭から足まで10~15センチくらいの味付け珍味が有るでしょ、それが近いでしょうか。

なのでワタの旨みが大分入っていて、これがたまらないアクセントになっているんですねー。

 

以前に店主さんとお話しできた時にねむ瑠さんよりも濃厚ですねと言ったら、烏賊の煮干しは4倍使っていますよと言ってた、高価格の食材なのに980円で提供しています。

この心意気には魅了されましたねー。

 

 

麺は加水多めな中太麺、細かな縮れで少しうどんぼいむにゅっとした食感で濃厚烏賊ニボでも小麦が味わえるもの。

スープと良く絡めてもメリハリが有るというか、スープと麺それぞれの美味しさがしっかりと堪能出来る物になってる。

 

 

焼の入ったチャーシューは軟らかで香ばしくまいうー。

これだけで一杯やりたいくらいだ。

 

 

岩海苔は磯の香りが烏賊ニボにマッチか、シャキシャキの小松菜や刻み玉ねぎもいい、濃厚スープのアクセントだ。

そして柚子皮、これが頂上に乗っているから端に寄せて使いたいときに使える。

清涼な柚子の香味ですがこれ苦手な方が多いのも事実なんですね。

なので避けられるように中央にトッピングしてある、こういう配慮はいいですよね。

私は好きですから所々で有効に使いました、底に入っているタイプもありますが苦手な方にはこちらの方が、好きな私も有効に活用できましたよ。

 

いや久しぶりでしたが間違いのない美味しさでしたねー、烏賊の煮干しを堪能できましたぁ。

鰯の煮干しはもう全国へ広まりその美味しさも皆さんに知れ渡るようになりました、だが烏賊の煮干しはまだこちら東京でもごく少数です。

貴重な味が近くに有ります、これからも美味しいラーメンをいただくこととしましょう。

おいしかったです、ごちそうさまでしたー。