地球の歩き方はもう何十年も前から世界旅行のバイブル的な本ですよね。

サンヨー食品はタイアップして各地のカップ麺を展開していくようです。

 

では台湾の国民食といえる担仔麺カップはどうでしょうか。

 

 

担仔麺は台湾でも昔は担ぎ売りで供された日本の夜泣きそばのような売り方が発祥の麺料理で、現在はそれこそ日本の街中華の中華そばのようにお店から屋台から色々なところで食せる国民食のようになっていますね。

 

 

カップサイズは縦型のビックサイズ、なので定番蓋の上に調味袋が付いてきます。

果たしてこの小袋は何なのでしょうか、物が担仔麺なので想像がつきませんね。

内容は。

 

 

何やら謎肉みたいなのと海老のようなものが入ってます。

謎肉は日清の物ですからこれは加工味付け肉か、海老も多分海老味の練り物だろう。

熱湯3分です。

 

 

担仔麺は基本的に具材は味付け肉と青菜が多い、海老は入る所も無い所もですね。

肉も豚だけでなく鶏肉で有ったり牛肉で有ったりとバリエーションは幾らでもある。

なのでこれはサンヨーの解釈という事で良いでしょうね、仕上げの小袋は香味油でした。

では、スープ行ってみます。

 

 

ライトな丸鳥ベースに中華醤油の穏やかなスープですが、やはりの香辛料が感じられる。

五香紛(ウーシャンヘフェン)です、その中でも桂皮と八角が香る中華スープですねー。

でもそれは本場の物とは違いかなり仄かに香る程度だ。

日本人の一般的な方々、そう本場の中華味に馴染みのない方にも受け入れられるようにこれらはかなり抑えて使われています。

なので例えば台湾行ってこちらを食べてみた方が懐かしくて食べた場合はかなりがっかりすると思う。

かくいう私もそうでとっても物足りなさを感じた。

だが日本の市場で売るにはこの程度でないと難しいと思う、興味が有っても慣れない味覚というものは受け入れられない方も多いと思う。

 

 

麺は油揚げ麺で、私サンヨーの油揚げ麺ってエースコック同様あまり良い印象は無いのだが。

この麺はあの油揚げ臭も低く見た通りスルリとして美味しい麺です。

サンヨーはこういった油揚げ麺を持っているにもかかわらず、縦型ビックカップのお店再現物に何であの油揚げ臭の強い麺を使っているのが意味不明だ。

唯一ニュータンタンメン本舗のカップは気にならないのですが、これだってこういう麺を採用すればもっと美味しくなると思うのだが。

これがコストの関係か生産ラインの都合なのかは不明です、もしかしてサンヨーのあの油揚げ麺が大好きなユーザーに対応しているのかもでしょうか。

まあ私的にはそれはないと思うのですがね。

 

 

という事でそれらしさは持っていたものの、こういった製品に共通するマイナス面も持ったカップでした。

確かに桂皮や八角といったスパイスは受け入れられない方が結構多いのは確かです(私の姉は八角が全くダメです)。

でもですね、台湾というワードと担仔麺というこれまたワードを掲げるならばもう少し納得出来る物をとは思います。

これを手にする方は確かに食べたことの無い異国の味に興味を持った方が多いと思うし、その多くは味わった事の無いスパイスに戸惑うかもしれない。

だからといってこれは無いかなぁ、もっと素直に本場っぽい味を表現できたら多くの観光で台湾を訪れる方達のように、新たな味覚の発見が出来る方達も多いと思うのだが。

 

という事で私にはかなりとっても物足りない物でした、ごちそうさまでしたーーーーーー、、、、。