私の大好きなあっさりコク旨のお店、やなか草さんだ。

何度も言ってますが葛西の名店ちばき屋さんの姉妹店です。

ちばき屋店主千葉氏は銀座の高級割烹で総料理長を務めた和食の名人からラーメン屋になった方。

こちらやなか草の店主はその頃からの調理人仲間という経歴だ。

なのでラーメンにも所々和のテイストが有る。

 

 

前回は塩ワカメと私の大好きなメニューを食べた。

この日もそれを食べに行ったのですが、蛋白質もという事でチャーシューを追加した。

なので贅沢に塩チャーシューワカメ中華そばです。

 

 

おいしそー、、いや本当に美味しいんですよ。

先ずは何時ものようにスープから。

 

 

はいー、何時もの塩スープですよー。

豚鶏のイノシン酸と昆布などの乾物のグルタミン酸による相乗効果が絶妙に合わさる店主入魂のスープは本当に美味しい。

豚鶏比率は豚が多めだがゆっくりと沸騰せずに炊かれていて濃くは有るが濃厚過ぎず。

根菜や葉物野菜に昆布やシイタケなどのグルタミン酸グアニル酸も加わってこの辺りに和食料理人の腕前が効いてます。

最後に背脂を一回だけチャッとして、少し濃度を加えているのも計算されつくされてますよー。

塩も角が無くまあるい自然塩だろう、これまた旨味に拍車をかける。

塩には醤油に有るグルタミン酸が殆どないから化調に頼ることが多いのだが(街中華のタンメンがそれ)、こちらはスープで補って最低限にしていると思う。

あっさりとしていながらしっかりと旨みが充満してる、そう充満しているという表現が正にピタリで、もうたまらんですねー。

 

 

麺はちばき屋さんの製麺所で作っている物、同じく姉妹店の門前仲町の晴弘さんと共にこの麺を使っています。

加水の多い細麺ですが、縮れが強く入りスープ絡みが良くて麺もおいしいですよー。

 

 

チャーシュー麺は肩ロースチャーシューが5枚入る、300円アップなのだが納得の内容と美味しさだ。

うっすらとしたピンク色で絶妙な火通りだ、低温調理じゃないですよー、熱はちゃんと通っています。。

薄めの味付けで適度に入る脂身がジューシーでうまいですねー。

 

 

やはりこちらはワカメトッピだろう、これこそが大将出身地の三陸ワカメだ。

勿論生ワカメなので肉厚でシャキシャキと食感も良くとってもおいしー。

たっぷりと入ってこれがたったの100円ですよ、多くの店が乾燥の戻しワカメで同値段を取る、しかも量はそれらよりも多くてこれです。

これは醤油でも味噌でもこちらへ行ったら是非とも食べて頂きたいトッピングです、ひと口で違いが判りますよ~。

 

途中でブラぺを少しだけ投入。

 

 

ミルで挽いた薫り高いブラぺです、そうこちらのブラぺはかなり良い物を使っていると思う。

 

 

判る方ならこれを見ればわかると思う。

フレッシュな香味が有るんですね、これも食材に一切妥協しない元和食料理人の大将の拘りなんだと思う。

ただフレッシュなので香味強いですから入れすぎ注意です、ちょこっと使えば旨みが一段アップしますかね。

それでも元スープかなり美味しいですから全体に混ぜてはだめですよー、元味と味変部分とは出来るだけ丼内で分けて両方楽しんでいきましょうね。

 

トータルでの値段は1200円になりますがそれだけの価値は十分にあります。

それは先ず一口スープを啜った瞬間に判ると思う、そしてチャーシューを食べてワカメを食べた時に核心となります。

これこの値段じゃないと、それ以上の内容だと思う事必須でしょう。

おいしかったですよー、ごちそうさまでしたーーーー、、、、、、、。