ヤマダイから先週発売された新作は何と山形県のソウルフードの鳥中華だ。
これは主に日本蕎麦屋さんで出されているメニューで、山形では夏場の冷やしラーメンと共に昔から有るのだそう。
原型は正に日本蕎麦のスープに中華麺を入れた賄いから発展したもののようで。
今も街中には普通にあるラーメンなのですね。
それにしてもご当地物が得意な凄麺とはいえ凄い所に眼を付けたなぁと。
関東や東北では知られて来てはいるものの全国的には知らない方が殆どだと思う。
事実家族は誰も知らなかったですしね。
3パックで液体スープにかやくは先入れと後入れの2種類です。
細麺なので調理は4分、そしてこちら冷やしにも出来るんですね。
湯切り口が付いてて、湯を捨てて流水で麺を冷やしスープを冷水で割れば出来上がる。
今回は普通に温で作ります、細い麺なので熱湯4分です。
いやいやこれはまた、日本蕎麦店がルーツとはいえ刻み海苔に揚げ玉がたくさん載ってる。
味付き肉は鶏でざく切りのネギもいいですよー。
では、スープ行ってみましょう。
澄んだ醤油スープは正に日本蕎麦がルーツと思わせる。
油の浮きも少なくてあっさりとしていながら鶏と出汁の旨みがたっぷりなスープですよー。
出汁というと節系の物を想像しますが、こちらはそれよりも乾物などの旨みを感じるとっても上品で美味しいもの。
ついついレンゲが進むタイプですねー。
麺は細麺、街中華でよく使われる中華麺と呼ばれるものよりも細い。
これお店では蕎麦の製麺機で麺を作っているからじゃないかなぁ。
日本蕎麦屋さんは基本的に機械打ち手打ちとありますが基本何処でも自家製麺です、一般的な機械打ちなら製麺機が有る、なので切り刃が蕎麦と同じものを使っているからだと思う。
それを揉んで縮れを入れたのが鳥中華のスタンダードなのでしょう。
ヤマダイは凄麺などの開発にあたり、実際に現地のお店を食べ歩いて作っているのでそれで間違いないかなぁ。
具材の揚げ玉と海苔も違和感なく良く合ってる。
揚げ玉はそれ程揚げ油の主張は無くスルリとした食感が楽しい。
海苔は正に海苔かけの刻み海苔で麺に絡んで良い風味だ。
前述のようにヤマダイは凄い所に眼を付けてきた。
だがこちら東京の街中に有る普通の日本蕎麦屋でも中華そばを出すところは昔から多くて、
鶏ガラベースの澄んだスープで何処も美味しいのを出すんですよ。
そう思えばそれ程違和感は無いのだが、鶏中華という名前と共に何か特別感が有るのですね。
今度は冷しを体験しましょう。
おいしかったですよー、ごちそうさまでしたーーーーーー、、、、。
追記
余談だが蕎麦屋で海苔かけと言うとどのメニューにも海苔をかけてくれます、なので最近のざるそばは=もりの海苔かけですね。
更に玉付(ぎょくつけ)というと生卵を付けてくれます、温かいのはそのまま乗せて、冷たいのは蕎麦猪口で別に提供されます、どちらも有料ですからね。