週に一度足立市場から軽トラで引き売りの魚屋が来る。
良いものも有りそうでも無い物も有るのでこの辺りは仲買の孫ですから見極めますよー。
こいつが目に止まった。
タラバだ、それほど大きなものでは無いがそれはタラバだから、800g位あるから毛ガニやズワイだったら結構な大きさです。
値段聞くと一杯1200円という、なので二杯買った。
背中中央部のとげが6本あるので正真正銘タラバガニです、これが4本なのがアブラガニというやつ。
足の色も違うのですがこれ素人では見分けが付かない特に茹でると殆ど同じだ、勿論価格は違います、タラバの方がずっと高い。
なので昔は観光地などで知らずに買っていた方も多いとか。
現在は販売業者さんもちゃんと区別して売られているので問題はないと思う、敢えて安いアブラを買うのもアリかもしれませんね。
早速蒸します、蟹は茹でないで蒸した方が味が抜けませんよ。
このサイズだと20分くらいでしょうかね、安全見て25分といった所か。
これが毛ガニだと15分くらい、ズワイはもう少々です、タラバは他の蟹に比べて火の通りが遅いんですね。
ホクホクに蒸しあがりましたぁ。
さあこれからが大変です、足とツメと胴体バラして包丁で切れ目を入れていきますよー。
脚肉は柔らかく毛ガニのような濃厚さはないし大型のタラバのような甘味旨みも少ないか。
でも芯のあるタラバならではの美味しさはこのサイズでもありますよー。
足の付け根の胴肉はミソと一緒に食すとうまい、タラバの蟹味噌は淡泊ですがこうして合わせると日本酒が進む最高のアテになりますねー。
さてこのタラバ、なんで1200円なんて値段だったかというと。
それは脱皮前だったからなんですよ、それも内側にうっすらと殻が出来ている位だ。
脱皮前後はそのために養分が使われるからどんな蟹でも値段は下がる、実入りが良くないからだ(越前ガニ等のズワイは甲羅に蟹ヒルが沢山付いているのがいいといいますよね、その根拠は脱皮してから時間が経っているからなんですね)。
だがこれはまだそれ程進んでなく、大きさの割にしっかりとした重さがあった。
なのでしっかり堪能できましたよー。
二杯で2400円、連れと二人でしっかりとタラバを堪能できましたぁ。
おいしかったぁ、ごちそうさまでしたーーーーーー、、、、。