かなり久しぶりの六角家さんだ、調べると最後に来たのは5年前です。
六角家さんといえば家系総本家吉村家さんを一緒に立ち上げた神藤氏が、実質2号店である本牧家の店長から独立して六角橋近くへ出店したのが六角家さんの始まり。
ただこの独立時に本牧家時代の同僚部下たちが神藤氏を慕って大量に離脱同行したことにより一時本家吉村家さんとは確執を持ったという。
六角家開店後に吉村氏直系愛弟子、末廣屋さんをすぐ近くに開店させたのもそんな理由があったとか。
その後確執は解消したというのだが六角家本店さんは店主神藤氏の体調不良という事で7年前に閉店しております、その後の倒産騒動など有り新藤氏がお亡くなりになって終焉します。
そして唯一残った六角家戸塚店が現在本店を引き継いでいます。
変わらずのお姿、気持ちは高ぶりますよー。
間口は狭いが奥に広く広がっていく店舗はカウンター余裕をもって10隻に4人テーブル4卓とキャパはある。
2時近くではあるが先客5人に後客も後を絶たずと流石に人気店だ。
券売機でシンプルにラーメンをポチる、コールも本来を確認したく全部普通でお願いした。
吉村家、本牧家を経て今なお変わらぬ本物の家系ラーメンが出てきましたよー。
私が旧来の家系の姿をとどめていると良く言っている青物横丁のまこと家さん(本牧家→川崎家→まこと家)同様昔の家系のラーメンがここにある。
スープ行ってみましょう。
普通でも鶏油はこの位入ります、これが本来の姿なんだと思う。
もうね、濃厚な豚骨にしっかりとした醤油タレ、勿論思う程しょっぱくはない。
醤油も角が無くまあるくて濃厚な豚骨がたまらない。
素晴らしいです、このひと口だけでもこちらに来た甲斐が有るという物です。
なのでレンゲが止まらない、そこらの家系ラーメンには無いスープ先行型ですよー。
麺は坂井製麺の家系本家筋ご用達の太縮れ麺、勿論短いのも特徴ですね。
中加水でしっかりとした食感が濃厚豚骨醤油に合う、そして。
大きな海苔を巻いてもいいです。
勿論ライスもですがそんなに食べられないので私はこう楽しむと。
そしてもう一つの家系の乗せ物、冷凍ほうれん草を麺に絡めてもいいですねー。
チャーシューは。
厚みのあるウデ肉でしょうか、煮チャーシューですが煮汁をタレに使っているのでちょっとパサなんですがそれでも柔らかくて食べ応えは有る。
スープと一緒な食せば適度に入った脂と共においしー。
卓上にこんなものが有りました。
家系にはギャバンのブラックとは思いますがこちらも気になったのでちょっと投入。
これ感じとしては豆板醤の辛味の強いやつといった風。
なので全部は使わなかった、元の美味しいスープに影響しないようにゾーン分けして食べて。
な、な、なんとスープ完飲ですよー。
というのも着席時に隣の熟年夫婦の奥さんの方がスープを丼ごと飲みほしていたんですね。
それ見てすげーなーとは思ったのですが、まさか自分までとは。
六角家さんは家系としては量は少ない、丼も小柄ですから私でも完食は出来ます。
でもスープまでとは、これはコール全部普通というお店のお勧めが良かったのでしょうか。
流石です、本来を継承しているであろう現在の六角家本店さん。
何もいう事は無い、堪能させていただきましたよー。
とってもおいしかったです、ごちそうさまでしたーーーーーー、、、、。