私のハンドルネームになっているtyler。

これは90年代後半にジェイムズ・タイラー氏が興したLAの工房が発表したもので、ブランド名がJAMES TYLERです。

発売後徐々にその音や演奏性、独自の回路などで注目され、現在では100万を優に超える価格帯の超有名ブランドとなった。

始めに入手したのはウルティメイトウェポンというやつ、最終兵器と何ともな製品名だ。

 

 

私も40代だから若いなぁ、今より太ってるのが何ともですね。

これ金ラメが入ったマットレッドで他に無い仕様、取っておけばとつくづく残念に思いますねー。

音もプレイヤビリティも最高でした。

 

その後一時4台を所有していて、現在までに8台を経験している。

 

  古いので画像が小さいがご勘弁を。

 

その中でも何といってもこいつだ。

 

 

現在の私のNO1である99年製のスタジオエリートだ(以下NO1)。

サーキット(回路)は現在で言うフル仕様でトム・アンダーソンのスイッチュール―システムにセレクターを追加してミッドブーストも付いてる。

 

 

塗装はTYLER独自のジムバーストという2トーンのシースルー。

キルティッドメイプルのトップにマムヨバック、ネックと指板は(TYLERは一体じゃない)バーズアイメイプルとかなり貴重な仕様です、なのでこれは一生の相棒ですね。

 

それ以前はこれだったんですよ

 

 

同じジムバーストのシースルー、キルトトップも同じだが、こちらローズの指板とブリッジにフロイトローズが組んである。

当時はフロイトから通常のフローティングへの回帰の時期だったのですね。

ナットとブリ時手弦をロックするフロイトは独特のハーモニクスが売りだった、だがフロイトよりもフローティングの方が指先のニュアンスを出しやすいと私もその方向で手放した。

その後フロイドの組成を組み入れ進化したフローティングユニットのウイルキンソンのVS100を装備したものを入手したわけだが。

 

 

良かったんですがこの後すぐにNO1を入手しちゃったからこちらも早く手放しましたね。

ボディの仕様は同じだが、塗装がジムバーストじゃなくネックもバーズアイじゃないから当然そうなりますよね。

こんなのも入手してましたが。

 

 

まあ色違いのワイドなタイガーストライプという事ですがサーキットも簡略で。

ただフラットトップという仕様は珍しい。

音も良かったのですがNO1と比べてしまうとの事でこれもすぐに手放してますね。

 

この後しばらくはTYLERから離れて色々な気になる工房のハンドメイドを弾いてたが。

5~6年ほど前にちょっとエポックメイキングが有りまして、それは日本でJAMES TYLERが正式にライセンス制作されるようになったんですよ。

実はそれ以前15年ほど前にも日本製JAMES TYLERは有ったんですね、確かハイエンドギターズが作ったんじゃないかと思うのですが数ロットで姿を消した。

TYLER側から何か納得できないようなことが有ったのかもしれませんね。

で、今回登場したのは定評あるASKAという工房で制作されたもの、ヘッドウエイの工房というとギター好きには判るでしょうか。

 

JAMES TYLER JAPANです。

 

 

大好きで何時かは入手と思っていたバーニングウオーターを入手した、価格はUSAの半分だがそれでも50近かった。

アッシュボディで鳴りも良く気に入っていたのだが。

 

JAMES TYLER JAPANの立ち上げ時にはジェイムズ・タイラー氏も来日しチェックして、その出来栄えを大変気に入ったそうです。

立て続けにこれも入手と。

 

 

こちらはマムヨボディ、塗装の加減が気になってしまったのとネックのフィーリングが良かったんですね。

TYLERはどれも正目の大変固いメイプル材(クオーターソンメイプル)としているのだがこちらは握った瞬間からそれを感じた。

ギターの鳴りはボディよりもネックの方が比率高い、サスティーン(音の伸び)もそう。

 

 

だがこれらも相次いで手放すと、やはり本来のUSA製のNO1に匹敵する、そして違う仕様の物が欲しかったんですね。

TYLERが2010年頃にペグとブリッジが変って、ストラトのオーソドックな感じに替わってしまっているのも手放した理由。

因みにこの2台は何とか近づけようとペグをシュパーゼルにしているのだが。

やはり趣向という事で。

 

それでこちらを入手した。

 

 

2004年製キルティッドメイプルトップにマムヨバックはNO1と同じだがボディ周囲にはクリアバインディングが施してある。

インディアンローズの指板にクオーターソンメイプルの硬いネックだ。

サーキットもフルでこれならルックス違いでNO1に負けない仕様だ。

 

 

やっぱりいいんですね、自在になるというか、TYLERをずっと弾いてきたという信頼が直ぐにあった。

なのでいろいろと弾いてきましたが現在はこのコンビで十分かなぁ。

 

 

JAMES TYLERって重装備で何処か4輪車のコルベットみたいな魅力が有ったと思う。

現在のはクラッシックなストラトを意識したブリッジとか、ロックタイプのロトマチックでも軽量化したペグとかでそんな雰囲気が削がれていると思うんですね。

なのでこれからもこのオールドTYLERを弾き続けていくと思いますよー。

 

実はこれまで弾いてきたギターを全部書こうかと思い始めたのだが、本数が多く収まりきらず。

なのでJAMES TYLERだけ先に書いてみた。

他のギターは何れにとしますね。

 

NO1の音はこちらでどうぞです。

私が参画するHIRYUというバンドの物です、ちょっと古いですがご参考までに。

 

20120519 SLUM ROSE PRESENTS Vol.10 HIRYU 羅生門 (youtube.com)

 

20110718HIRYU BrotherAmdFriends (youtube.com)