という事でようやくメジャーな車両です、ポルシェ911の930型だ。

こう書くとなに911が930って、思う方もいるでしょうね。

こちらが私が欲しい930型911です。

 

 

画像は930型の3.2リッター911カレラ、これが欲しい訳でして。

 

ポルシェ911は当初901というコードネームで開発された。

これは9を頭とする3桁の数字で各形式を表示するという現在まで続く法則の始まりだった。

だが商品名としてはプジョーが先に3桁の間に0が入る数字をすべて商標登録していたために911として販売されたのだが車内コードネームは901のままでした。

なので製品名として911はそのまま現在まで残り、車内コードネームの違いで型式を表します。

因みに908とか917等レーシングカーも同様のコードネームを使っていたし、開発中でも採用されなかったモデルも有るので間が空いているんですね。

 

930のコードネームは元々ターボの為に作られたモデルに採用されたもの。

この930型911ターボが出るのは1975年だ。

だがノンターボモデルは1977年まで901のままで、NA(ノーマルアスピレーション、自然吸気の意味)の930型は1978年モデルの3リッターになった911からだ。

 

 

この画像も930型の3.2リッターの911カレラ。

 

3リッターはそれまでの2.7のリッターモデルから主に排ガス規制による出力低下を補うべくボアアップされたもの。

元々ポルシェは901から採用している独自の空冷フラット6エンジンを後に2.7リッター程度までは広大出来るように設計されていて可能となった。

その後3.2リーターになると、シリンダーにスリーブを使わぬブロックに直接シニカルコーテイングを施すことにより更なるボア広大が出来て実現したもの、のちに993の3.4リッターまでの広大モデルまで使われた。

 

私が欲しいのはその930型の中でもそれまで伝統的に使われていた名称、カレラが復活する84年モデルなのだ。

この名称が使われたのは有名なレースに出場するためのホモロゲートモデル73カレラの210馬力を超えたので(225馬力)使われたのだという。

エンジンは3.2リッターになり3リッターモデルよりも更に吹けけ上りの良いパワフルにエンジンになったという。

 

 

実はこの3.2リッターの930は知人が自宅の建て替えで一時預かっていた時が有るのですね。

もう30年以上前ですが数か月だけ工房内にて預かってた、勿論キーは渡してもらっているので状態維持といっては走っていた訳で。

その走りはテールヘビーなはずのRRなのにフロントがぺたりと張り付いた感じで、クイックでスパルタンなハンドリングが印象的でした。

今のパワーアシストが効いたのと違い、停車中ハンドルを切り返すのにはそれ相応の腕力が必要で、女性には普段乗りはきついスパルタンな車です(といいつつこれ当時のスポーティな車は全部そうでしたし、70年代以前の車は殆どそうだった)。

 

話戻して3.2リッター930カレラですが、国内に入っていたのはやはり排ガス規制の関係でヨーロッパよりきつい日本には同様な規制の北米仕様が輸入されていた。

圧縮比を下げて触媒を改良し確か215馬力だったでしょうかね。

それでも十分な値です、でもできればEC仕様の3.2リッター930カレラが欲しいです。

欲を言えばターボ用に導入された重いG50ミッションでは無くボディも軽い84年式のが有ればですね。

 

多分宝くじが当たったら球数の関係からロータスエラン+2やオペル1900GT よりも先に入手出来るのではないかと思っています。

はいー、妄想は自由で楽しいですよねー。