ロータスは鬼才コーリンチャップマンが興したレーシングマシーンを作るメーカーで、当時の英フォードのパーツを使い市販車も作っていた。
フライングスコット(天翔けるスコットランド人)といわれたジム・クラーク氏を推し1960年代のF1を席巻した。
そんなロータスより発売されたエランは2シーターの純スポーツカーで日本にも輸入されて現在もヒストリックカーイベントなどで貴重ながら見られるのだが。
この+2は先ず見たことが無い。
小さな後席を持った+2化により全長が長くなっただけでなく、それに合わせるように全幅も広くなって一クラス上の車格だ。
ボディはエラン同様FRP製で同じバックボーンフレームに乗っている。
何がいいかってやはりスタイルですね1960年代中期のウエッジと丸みのある形状は優雅でもあり精悍だ。
エンジンはエラン同様の英フォード製(当時フォードは米、英、独、豪と有った)1.6リッター直4をチューンしたもの、なので重い分動力性能はエランよりは劣ります。
だがこのDOHCでツインチョークウエーバー40φを実装したエンジンはこの後5年遅れで登場するセリカGTに搭載されるヤマハ製DOHCヘッドを搭載したトヨタ2T-Gと同じ115馬力を発生する。
遥かに軽いエランS2、それより重量増加したこの+2でもセリカや後のレビン、トレノよりも軽く走りでも特に幅広くなったトレッドにより安定した速い車であったという。
ダッシュパネルには当時の憧れ、アナログメーターがずらりと並びます。
センタートンネルが幅広なのは意味がある。
独特なバックボーンフレームを避けるように車内はレイアウトされている。
+2のシートは同時代のポルシェ911よりも実用的なサイズのようだ。
ヘッドライトをポップアップさせた時の姿も何とも愛らしい、人によってはかっこ悪いと思うのだが痘痕に靨か私にそう感じてしまう。
ストップライトやウインカーなど外装関係も市販の英車の物を流用したとは思えない程のスタイルだ。
現代の車と違い事故れば危険な車なことは確かだ(なんたってボディはFRPだ)、でも欲しー、乗りたーい。
箱根から伊豆、甲州から秩父などの山間部を優雅に走りたいものです。
生産台数も少なくてかなり貴重ですが、この次ジャンボが当たったら絶対に探し出して入手したいですねー、、、庶民の夢ですね。
実はもう一台似ているようで違う欲しい車両が有るのですよヒントはスモールコルベット。
それは次回ですねー。