先に掲載した記事から反響の有った記事を拡張アップします。

 

ニュースを見るにつけどんどんと北陸の惨状が伝わってきます。

民間レベルでの支援は救助活動の妨げになる可能性が有るし、今だ余震も予断を許さない状況なので始まらないのは仕方の無い所。

道路が各所で寸断されていて未だ支援物資が届いていないところも有るという。

 

アメリカ軍が自らの装備(車両やヘリなど)を使った支援を申し出て承認されたという。

思えば強襲揚陸艦やヘリや航空機など、三陸でのキズナ作戦で多大な恩恵を受けた。

 

海自はおおすみ型輸送艦にての揚陸作戦も始まっている、満載排水慮10.000t近い大型艦船から2機のLCAC(揚陸用ホバークラフト)にて車両の入れない地域に直接重機輸送を開始した。

 

 

おおすみの後部ランプから展開するLCACです、通常でもこれが2機入っています。

 

 

戦車2両を搬送できる積載量が有るので重機や支援資材など多数搭載できるはずだ。

 

 

 

現在報道画像では陸自のシャベルカーを一機当たりたった2両と何ともな。

もっと沢山積めるはずだが初期動作のレスポンスが日ごろどう検証されているのでしょうか。

 

陸自は水陸両用の揚陸装甲車AAV7を58両持っている。

 

 

これで人員や物資を分断された地域に直接搬入出来ないものだろうか、車長や運転手以外に実戦装備した人員25名の搬送能力がある。

おおすみ型はAAV7を運用できるように改修もされている。

海上を進むAAV7です。

 

 

これなら救助人員や支援物資を積んで直接孤立した沿岸部へ揚陸できるのだが動きは確認できていない。

 

内陸部へも陸自は73式装軌装甲車というキャタピラを持った装甲車を持っている、これなら車で通れないような道でも走ることが出来る。

 

 

殆どが北海道の配備だし現在は老朽化して一部の部隊配備となっているがその能力は今回の被災地では発揮できると思う、これもおおすみ型輸送艦や民間借り受けの大型フェリーナッチャン号(戦車も積める)など使って被害の少ない金沢や富山から導入できないだろうか。

 

おおすみ型からは大型ヘリのCH47やオスプレイの展開も可能だ(画像はおおすみ型しもきた)。

 

 

更に大型ないずも、かが、ひゅうが、いせからも運用できる。

だがこれらは中国やロシアといった国からの主に潜水艦による脅威を監視するためフルタイムで作戦しているのでおいそれとは災害派遣出来ないのは分かっていますが。

 

 

昨今TVにて自衛隊の装備を色々と紹介する番組が増えていますね。

どれも高価な装備ばかりですが今こそこれらを最大限に使う、これも災害という敵に対する国防だと思うのですがどうでしょうか。

 

現在私が出来ることは支援金や義援金しかない、確かなサイトを探して(すでに詐欺サイトが出来ているといういうので注意ですね)心ばかりですがご支援と思っております。