支那そばやなか草さんにはもうシーズン終わりという事で豆乳冷やし麺を先日食べたばかりなのだが、急に秋めいてきて暖かいラーメン食べたくなった。
この日は久々に連れと、やなか草さんが食べたいとのリクエストです。
連れは久しぶりなのでワンタンメンを醤油味で食べたいと、ワンタンフリークなんですよね。
なので私は塩、そしてトッピングはワカメです、これが凄いのよ。
先ずは私の塩ワカメラーメン。
若干濁りのある塩スープにワカメがたっぷりと乗る、デフォで乗る海苔が光ってますね。
ではスープ行ってみましょう。
薄く色が付いたスープにはほんの少々背脂が浮く、こちら最後にチャだけやるんですね。
スープの元となるのは豚骨だ、それに鶏ガラや根菜が加わるのだが、グラグラと煮立てるのではなく沸騰しないようにじっくりと採られた透明度のあるスープです。
昆布や節系等乾物の旨みも加わるのが割烹出身店主の所以か。
端麗そうだが旨味はもうたっぷりで街中華とは一線を画する専門店の味わいですよー。
やなか草さんは以前に書いているのでお判りの方も多いと思うが今一度。
江戸川区葛西にちばき屋さんという有名店が有る、ラオタなら誰でも知る連日盛況の人気店だ。
こちらの店主が千葉さんという方で、銀座の超一流割烹で総料理長を務めた後に大好きなラーメン屋になったという経緯の持ち主。
このちばき屋を立ち上げるときに尽力したのが江東区門前仲町に有る晴弘さんの先代店主で。
やなか草さんの大将も晴弘さんの立ち上げ時に尽力し現在の店を開いた。
このお三方は千葉氏が日本料理時代の同僚で、皆さん割烹出身のラーメン屋さんなのですね。
それぞれ葛西、門前仲町、平井と東京下町に三角形を形成してる。なので私はちばきやトライアングルと呼んでいる。
話戻して麺は。
これもちばき屋の麺なのです、ちばき屋は店前のマンションの1階に仕込みと製麺の工場持ってる。
なので晴弘さんとやなか草さんはこのちばき屋製の麺を使っています。
細くて加水多めの縮れ麺、これがスープを纏ってとっても美味い。
スルスルと手繰ると細かな縮れがプルプルと唇に纏わって食感もとっても楽しいんですね。
ワカメはもうそんじょそこらのラーメン屋では絶対に真似のできない物、三陸産の生ワカメなのだ。
こちらの店主もちばき屋の千葉氏も岩手県大船渡の出身なんですね。
震災の時には互いの親戚を自宅へ避難させた仲という。
現在千葉氏は故郷大船渡の漁港に復興でいち早くラーメン店を展開してます。
気仙沼かもめ食堂、出張最後はここに決めてた、。 | redtylerのブログ (ameblo.jp)
このワカメはかなりの拘りで、乾燥戻しのワカメを使うのが殆どなラーメン界において三陸の生ワカメを使っているなんて店が他に有るだろうか。
大将は色々と全国のワカメを試してみたが、やはり三陸産が一番でこの業者にしたと以前話してくれました。
肉厚でシャキッとした独特の食感と口中に広がる旨み、これをトッピしないなんて、ここへ来たら絶対にするべきですよ。
しかもお値段が100円なのだ、ぺらぺら乾燥戻しのワカメを平気で同価格で出している店、見習えですよー。
メンマもちばき屋さんと同じものなのでこれは共通で作っているのか。
シャキリとした繊維を残しながら軟らかで美味しい。
ウデ肉のチャーシューも軟らかでジューシー。
薄ピンクの身肉は程よい味付けでチャーシュー麺も美味しいですよー。
さて、連れの醤油ワンタン麺はどうでしょうか。
こっちもおいしそうだなぁ、背脂がこちらの方が多いか、でもチャの一回だけなのでしつこくはない。
勿論基本は塩同様です、それが醤油が入るとがらりと表情が変わる。
香ばしさが立ってこっちもうまいぞー。
ワンタンは肉餡は小さいものの豚肉の下味もしっかりで旨い物。
皮はプルプルで食感ともに楽しく美味しい。
やっぱりこちらのラーメン美味いわ、安心安定の美味しさ炸裂です。
醤油も塩もどちらも美味しいですが、個人的には塩がスープの組成が良く分かって好きだ。
そしてワカメ、これは是非ともトッピしていただきたいメニューですねー。
贅沢が許せるならワカメチャーシューをお勧めしますよー。
初めての方でもデフォでは無く、塩ワカメチャーシューを食べて頂きたいですねー。
とっても美味しかったです、ごちそうさまでしたーーーー、、。