サンヨーの名店の味シリーズは通年販売されていて、よく見るのはこのさっぽろ純連の味噌と熊本桂花ラーメンの物です。

札幌純連といえば味噌をラードと野菜で炒め上げた中にスープを投入という独自の香ばしい味噌ラーメンで大人気になったすみれさんと共に超人気店ですね。

パッケージに有る昭和39年創業という元の起こりは。

当初村中さんという女性が店主で東京オリンピックの昭和39年に開業した純連さん。

純連と書いてすみれと呼ぶ、、。

既に当初からこの独自な濃厚味噌ラーメンを提供されていたというのは寒い札幌とはいえ凄いです。

その20年後に長男さんが純連(じゅんれん)として店を移転し引き継ぎ、三男さんが別に開業したのがひらがなのすみれさんです。

今回スーパーで見つけて買ってみた、それはパッケージが大分変っててリニューアルしていたからだ。

 

 

今回のバージョンはどんぶりの他は黒と金文字でシックというか、高級感を増して来た。

みそのコクUPとの表記が、今回のバージョンアップはこの事のようですね。

 

内容を見てみよう。

 

 

4パックと気合が入った仕様だ。

早速熱湯5分で出来上がり。

 

 

4パックという気合が入った内容からはちょっと気が抜ける出来上がりか。

ラードと思われる脂がたっぷりと入るのは正に札幌味噌だ。

 

私の純連の経験は澄川の本店では無く、国道5号を石狩方面へ走った北31条店です。

こちらは観光客もなく、夜などは待たずには入れる穴場だと思う。

生姜の効いた香味立つ味噌ラーメンでしたが、すみれさんと比べると味噌を炒めた香ばしさは少なく若干甘みが有るという印象。

 

ではスープから行ってみましょう。

 

 

玉に浮かぶラードに濃厚な味噌、あの炒め付けた香ばしさはやっぱり無いかなぁ。

生姜が香ります、これも純連さんやすみれさん系統の特徴で(純すみ系なんてひとくくりに言わない)、濃厚スープに良いアクセントになる。

ちょっと甘めですが味噌はそれなりに濃くて美味しいスープです。

 

 

ノンフライの麺は札幌ラーメンの黄色い縮れ麺を何とか再現しています。

ただ太さは湯戻しですからそれ程では無く小麦感も少ないのはカップなので致し方無しか。

だがチュルりとしていながら縮れにより無骨な食感を醸す札幌の麺を良く作っているのではないかと思う。

 

 

いや、これはとても面白いなと思いました、それはね。

セブンプレミアムでレギュラーのすみれさんのカップとの食べ比べですよ。

ラードによる味噌や野菜の炒め付けが強く出ている日清が作るセブンすみれさんのカップと、このサンヨーの純連のカップの具合はお店における比較具合と似ている。

そう、すみれさんに比べると純連さんは少しその辺りが控えめというか、角が無くまあるいんですね。

これはもう好みの問題というほかないのですが。

実際のお店の味とは似ているのでその傾向は良く分かる、なのでそれぞれの違いはこのカップでも伝わるのではないかと思いました。

濃厚で生姜が香る味噌ラーメン、おいしかったです、ごちそうさまでしたーーー、。