このところ立て続けに行っている静岡への出張です。
何年も前から行ってはいるのだが板長が変ってからは昨年一度だけ。
でも今年はもう4回来てます、なので集中攻撃で馴染みになるという何時もの手を。
十千花前さんです。
もうこの日はそれ程日を開けずに4度も来ていますからすっかり馴染みになっています。
大将にこの日のおすすめはと聞くと初物の桜エビが入っていますと、メニューには無いので聞かなければ出てこない位の入荷量なのだろう。
先ずは生で頂いた。
この前日から解禁なのだが天候不良で漁に出なかったのでこの日が初荷だ。
桜色のプリプリだ、ちょこっとだけ醤油を差して頂きます。
旨い、この鮮度なら間違いない美味しさだ。
お次は勿論かき揚げに。
おおー、筒状に上げてきました。
これは最近の静岡ではこの形に揚げるのが主流だそう、そして揚げ具合が。
桜エビがプチプチとして揚がっています、よし合格。
っていうのはですね、桜エビってさっと薄衣でさっと揚げないと身の水分がすぐに飛んじゃってカリカリした殻だけになっちゃうの。
東京で食べる桜エビのかき揚げって大体揚げ過ぎなのが多い、こちらはしっかり油場への教育も行き届いていますねー。
天つゆも塩もいらない、酒が進みますよー。
お次はこちらの一売りである鰹の藁焼きたたき、三保の松原焼きだ。
この日も良い鰹が入ったという。
焼き場では藁を炊いた強い火力で一気に表面を焼く。
これはもう一つの藁焼きの鴨の方を焼いているところ。
鰹は本場高知同様氷水に取ったりしない、さっと灰を払って厚切りにして出してくるのがこちら流です。
3貫単位で注文できるのもいい、いつもは6貫食べるのだが2回に分けて頂く。
その2度目に出て来たものがこれ。
脂がのっててこの時期の物じゃないくらい。
大将と話すと群れの先頭の方にいるやつはエサをたくさん食べるのでこうなるとの事。
なので今時期は個体差が大きいのだそうです、目利きが光りますね。
ここでもう一度桜エビを、初物なんて早々食べられるものじゃ無いですからねー。
地酒の七つ峰原酒を頂いた。
大将他二番さんとも話が盛り上がり室福の時間が過ぎていきました。
〆に寿司を握ってもらった、こちらも3貫から握ってもらえる。
こちらの大将割烹だけでなく寿司屋の経験もアリです、なので闊歩の料理人が握るのと違う寿司食人の寿司が食べられます。
シャリはちゃんとお櫃で厨房内で温度管理されていてちゃんと人肌だった。
だがそこは割烹の料理人ですから中トロ握りにこうしてきた。
炭を使って焼を入れてきましたよー。
これがまた香ばしくってまいうーです。
いやぁ、完全に行きつけ一軒できましたねー。
鹿屋、尾道、中津川、大町、宮古に追加で静岡です。
あと札幌すすきののさっぽろっこが加わればいいんですが、コロナで機を逸しましたね。
これからもこちらへの出張は度々あると思う、楽しみが増えましたよー。
美味しく楽しく酔えました、ごちそうさまでしたー。