以前にもあった湯切りしてから再投入し新しい湯でスープを作るカップ麺。
果たしてどれほどまでに美味しくなるのかといったら?な物だった。
今回のはどうでしょうかね。
すみれさんの味噌といえば濃厚で香ばしいもの、セブンプレミアムでも定番のカップとなって売られているのに敢えてこのような形にブラッシュアップしてきたという事は期待してもいいのでしょうか。
内容を見てみましょう。
4パックだ、それもすべてがスープによるもの。
そうこのカップは具材が一切ないスープと麺だけの商品なんですね、自信有り気です。
熱湯4分湯切りして井戸スープ作って完成です。
口径広い丼カップなので寂しさが有る出来上がり。
でも勝負はスープと麺だ、早速スープ行ってみます。
既に制作時より香っている生姜が効いた味噌スープです。
それは別添えの生姜ペーストを溶かさなくてもしっかり感じる。
でもですね、すみれさんの味噌の香ばしさが感じられない。
すみれさんの味噌ラーメンは純連(すみれ)創始者である村中社長の母が作ったラードで味噌と野菜を炒めるという独自の製法で大変香ばしい味噌ラーメンなのだが(純連と書いてじゅんれんとよむ現在の店舗は創始者村中氏の長男で、すみれの社長は三男さんです)。
麺はこれ定番のセブンプレミアムの物との差がよく分からなかったです。
どちらも良く出来たノンフライ麺ですからね。
すみれさんは4年ほど前にそれまでの森住製麺から西山製麺へと麺を変えています。
でも麺自体に変化が有ったという話はほとんど聞いていませんね。
こちらの麺に関しても特に変わった感じはしませんした。
という事は主にスープの改革という事だったのでしょうか。
戻した麺の湯を切って再投入するというのもスープに麺の戻し成分を排除するという事か。
でもスープ自体のインパクトが無くて私としては空振り感しかなかったでしょうかね。
確かに生姜の効いた味噌ラーメンとしては美味しいものでしたし複雑な味の組み立ても理解は出来たと思う。
でもですね、私はスタンダードのセブンプレミアムカップの方がずっとすみれさんしてて美味しいと思ったのは事実です。
そして出来ればスタンダードの方も現在のすみれさんのように薄切りのチャーシューに生姜がちょこっと乗るという形態にしてもらえばよりパーフェクトに近いと思うのですが。
ごちそうさまでした。