静岡市出張は今年2回目、今回は設置納品だ。
当然夜は徘徊、東横イン静岡駅南口へ何時も宿をとるので近くには繁華街がある。
何時もは十千花前さんへ行くのだが今回は3泊なので初日は違う店へ。
ホテルに近いこの店です。
入ると店奥のゆったりとしたスペースへ通されました、4人テーブルを一人占拠です。
店内入るとカウンター有るのですが常連さん用なのでしょうかね。
先ずは生、こちらは隣の焼津にキリンの工場が有るので直送の生が楽しめる。
一緒に付きだしも出て来た。
白子酢、バイガイ、フキと厚揚げの薫物。
白子は鮮度が良いのでほぼ生でプリップリ、白子はピンクがかってる方が鮮度いいんですよ。
バイガイも旨いしで進みますね。
ではメイン行ってみましょう。
赤サバの刺身です。
赤サバとはハチビキという魚で漢字だと葉血引などと書くように身が赤い色をしています。
房総以南の暖かい水域に生息していてそれなりに取れる魚なのだが、この身の色が敬遠されてか関東では人気が無い魚です。
実は赤いものの白身魚で、味も端麗ながら旨みが豊富で近年評価されるようになって来た。
なので50センチを超える大型の物は高値が付くようになり始めてますね。
これはもう日本酒ですね、地酒のこれを合わせた。
焼津の酒です、山田を使った純米吟醸。
たまんないよねーこれは、刺身→酒→刺身→酒の永久運動が始まる。
薬味も豊富なので飽きさせない。
あれやこれやに醤油に塩と、酒を味わいつつ少しづつ堪能していきますよー。
若い頃よりもゆっくりと酒と肴とを堪能出来るようになりましたね。
このハチビキはそこそこ大型の物のようで、腹側は適度に脂がのっていて白身魚の上品なトロが味わえました。
お次は店売りという〆鯖の炙りです。
小ぶりの〆鯖です、これは駿河湾産の地物、この小ささでも脂の乗りはこの季節ですから上々か。
さっと炙られていて生暖かくは無い、切られていないのでかぶりつくのですが、成程このサイズならそれが出来る。
地物という事でシラスおろしも。
通常とは反対にシラスの上におろしが乗ってきた。
つまりは大根おろしよりもシラスの方が多いという事、納得の地物ですね。
シラスは私の好きな小ぶりのやつ。
私シラスは小ぶりサクラエビは大ぶりのが好きなんですよー。
この後寿司をつまんで後にしました。
この地でハチビキに出会えたのはちょっと驚きですね。
帰り店長さんにその話をすると。
市場でも確かに昔は目にすることもない(眼中になかったかもとの事)魚だったようですが、近年大きい物(50センチ上)は豊洲に引かれるようになって来て注目されるようになったとの事。
という事はこちらの料亭等でもその見た目の華やかさと美味しさで注目されて来ているのかなぁと仕入れたというのですが評判は上々と。
まだまだ東京では目にすることが少ないハチビキですが、赤サバという名を見たら注文してみても良いかと思いますよー。
旨い肴と地酒で撃沈のこの夜でしたぁ。
ごちそうさまでしたーーーーーーー、、、、、、、。