静岡出張でした、先日書いた家系ラーメンへ続く下りを。
現地到着は午後3時待ち合わせでしたので移動はゆっくりと。
遅い昼飯を御殿場SAにて、ここからは富士山が奇麗に見えた。
施設内なので何を食べるかというより早く食べられるものを、待ちの無い丼ぶり屋をチョイス。
食べたのはシラスネギトロ丼、正直全く期待は無いでした。
だがこれがですねー、鮮度良い釜揚げシラスで思わずおっと頷いてしまった。
鮮度が良い釜揚げシラスって何?ってお思いの方もいらっしゃるでしょうかね。
本物の塩ゆでしただけのシラスってふわりとしていて、塩加減や茹で方が上手いと旨みが逃げないんですよね、これも熟練の技です。
以前にも言っていますが私の母は沼津港の小売りもする仲買の出なんですね、なので私は仲買の孫です。
駿河湾の美味しい魚は小さなころから食べてますから直ぐに判ります。
入荷日によっても違うのでしょうがこれお勧めですね。ただネギトロは要らない、マグロのカスを油脂で固めて調味料で味付けしたものなんて不要です。
でもシラスだけの丼ぶりは無かったので仕方なしですね、勿論全部頂きましたよ。
さて、仕事も終わって夜は美味しい物を食べに、十千花前(なすび)さんですよー。
こちら10年位前に来て気に入り出張の度に来ています。
先代の親方(料理長)にはお世話になりました、話好きで楽しい方でした。
現在はずっと若い方が板長しています、彼は以前二番(花板)でしたから味内容は変わらず美味しいんですね。
こちら冬場は付きだしに暖かい茶碗蒸しが出る、まずは暖をとって胃を整えてからという配慮です。
でも同時に冷たいビールじゃ意味無いかなぁ。
何時も頼むのは鰹のたたきだ、静岡は高知に負けずに鰹が沢山上がるんですよ。
だがこの日は旬でないので鰹では無く寒鰤になるという。
なので寒鰤のたたきです。
こちらは土佐(高知)よろしく藁焼きなんですね、なのであの野焼き臭が香ばしく纏わり脂を適度に落として旨いんですよー。
3切れづつの量で頼めるので6切れ頼んでしまった、こんなに分厚いとは、、。
そういえば鰹の時もこの位は頼んでいたのだが、流石に脂ののった寒鰤と鰹とではお腹の重みが違うよね。
合わせるのは当然日本酒だ、地酒を味わう。
銘柄は何だかもう忘却の彼方だ、菊川の酒だというのは辛うじて覚えている(別銘柄含め5合飲んでます)。
このおかげで脂ののった寒鰤も次々と進みましたよー。
季節の野菜と太刀魚の天ぷら、季節の野菜は山菜の事でした。
フキノトウ、コゴミ、ナノハナ、ウルイと、新玉ねぎも入ってた。
フキノトウは初でした、昔は会津へ3月後半に取りに行ったんですがね。
ウルイの苦味が美味しい、太刀魚気フワサクでした。
この店自慢の自家製黒はんぺん、こちら静岡おでんも有りますが焼にしてもらった。
これがね、旨いんですよー。
鰯だけでなくエソ等の白身魚もくわえているようで、醤油をさっとかけてこれまたまいうーです。
さて、これでもうお腹はいっぱい、蛋白質をタップリとったのでホテル戻って部屋飲みです。
何時ものようにチョコとナッツ、旅先なのでハイカカオは無しですが。
ここでちょっと疑問が。
このラミーがですね、ラム酒が入っている訳ですよ。
同ロッテのバッカスもコニャックが入ってますよね、これがですねー。
何とアルコール分3.7%入り、運転などはご遠慮くださいって、こんな小さな文字誰が読むかい。
少し前にUHA味覚糖が出したグミ、パリピ気分というのがアルコール分2%で話題になった。
売っているのはどれも菓子コーナーです、子供が食べてしまうかもしれないと物議になりましたよね。
もっと大きくアルコール分量を表示するか、成人用菓子などの分類を作る必要が有ると私は思うのですが。
とか思いながらシャワー浴びて撃沈の夜でした。
帰りは前述1国をゆっくりと下道で。
途中。
箱根駅伝のゴール地点などを見て、家系ラーメン食べて帰りましたよー。
こういうのもたまにはいいですねー。
追記
我が家の甘酒は酒屋から買ってきた酒粕で作ったものでした。
母はそこへ更に日本酒を追加していた、熱すればアルコールは飛ぶなんて言ってね。
でもそれはいい訳で飲んべな両親はそれをうまいうまいと堪能するわけで。
当然子供の私もそれを飲むわけで、、、、のん兵衛が一丁出来上がりになる訳でした。
風邪気味の時に玉子酒って飲みましたが、うちのは今考えると酒玉子でしたね。
燗酒に溶き卵を入れたお酒のお澄ましみたいなもの、これゃ子供に飲ませちゃダメでしょ。
昔はそんなものでしたのね。