仕事の打ち合わせ、飯田橋駅の近くだ。

打ち合わせは午前中に終わり、時は11時30分、ならばランチに出かけよう。

という事で。

神楽坂へ、雰囲気の良い路地を進むと。

打ち合せ先の若手が案内してくれたお店は神楽坂なので和食の店かと思ったが、四川中華料理のお店でした。

 

 

この2階がお店です。

 

 

四川料理芝蘭、なかなか渋いお店ですねー。

店内は円卓中心のゾーンとテーブル席に奥に個室と、個室に案内されました。

入店時は空いていたものの、12時近くになると満席になっています。

 

ランチメニューの一番人気は勿論麻婆豆腐です、3種類あり辛さと痺れの具合のようだ。

辛い物は好きな私だが、流石に最近は年なのかあまり強いものはお腹にきちゃいます。

でも花椒のシビは大好きですからね。

なのでオーダーは一番カラシビが強いものの辛さだけをワンランク落とした物でお願いした。

でてきたものはー。

 

 

ランチはライスにスープ(玉子)香の物(ザーサイ)デザート(杏仁豆腐)ガ付きます。

既に花椒が香っていますよー。

では頂きまーす。

 

 

真っ赤なラー油がたっぷりと浮いている。

その一口は、、、うん、辛さの中にも美味しさの有る麻婆ですよー。

 

中華のベーススープは丸鳥だ、ここが街中華のガラとの違い。

大衆料理の街中華は丸の鶏をベーススープに使うことなどコスト的に出来ませんから鶏ガラになった。

だか豚足やゲンコツ等の豚の手に入れやすい部位も使う事で独自に進化している、これはこれでうまいのだが。

 

本格中華ではやはり丸鳥だ、炒め物や餡かけ等殆どの料理にベーススープは使われますので重要です。

こちらの物はゆっくりと採った上品なベーススープで調味香辛料を生かす四川ならではの扱いのようです。

ダイレクトな辛さ、香味をしっかりと支える旨味たっぷりの麻婆餡なので、湯通しして水気を押さえた絹ごし豆腐に良く絡んでおいしー。

 

オーダーで辛さは1段控えめとしましたがそれ程辛くない、これならば変えなくても良かったかなぁ。

花椒(ホアジャウ)は青が程よく香る上品な使い方、痺れの赤花椒がこれ独特の痺れ感だ。

鮮烈に舌の先や両側にジンジンとくるものでは無く、舌の奥の方からじっくりと痺れてくる。

花椒も種類や産地が違えば当然変わってくるもの、四川産というこちらの花椒は今まで味わった物(中国含む)とはまた違う風味、痺れ方でした。

こういう発見は楽しいですよね。

 

本格中華の店(店主が名店出身か料理長が同)では素材は勿論だが調味料や香辛料の扱い方が違う、街中華やラーメン屋が作る物とは一線を画す。

複数の素材が複雑に絡んだ旨み香みはこういうお店ならではです、こちら芝蘭さんも名店で修業されたのが判るような料理でした。

しかもこのランチ、神楽坂という一等地に有りながらお値段1.200円程でしたから人気になりますね。

この日は仕事先の社長のご厚意でごちそうになりました、ありがとうございます。

おいしかったです、ごちそうさまでしたーーーー。

 

 

にしても、いい雰囲気の街ですねー。