赤津加さんは秋葉原の電気パーツ街の中心にある、あきばおーの向かいといっても分かる方は少ないか。
周辺にはメイド喫茶が多くコスプレの客引きも多い。
そんな一角に昭和29年から続く割烹料理屋が赤津加さんなんですね。
過去記事にも出てますがコロナ過になってからは初めての来訪だ。
始めて入ったのは私が20代の前半で、仕事のパーツ購入後夕飲みの時でした。
店内は当時と変わっていない。
店内は昔と変わっていなくて昭和20年代の雰囲気のままだ。
画像奥右手が玄関で左が大きなコの字カウンター、私はこのテーブルへ案内された。
見てわかると思うのだがテーブルが異様に小さい、椅子もかなり小さく高さが低い。
ウエットティッシュと比べると分かるでしょうかね、現在ならば2人席だが4人席なんですね。
そう、テーブルやいすが現在の大きさでは無く昭和20年代のままなんですよ。
何年か前に下館にある永盛食堂へお邪魔した時も昔のままのミニサイズのテーブルや椅子で楽しかったことを思い出した。
下館ラーメン永盛食堂、、、。 | redtylerのブログ (ameblo.jp)
秋葉原という世界的に知れた土地で今だ60年以上昔そのままのたたずまいに出会える。
そういえばコロナ前はここへ大きな白人の方たちが並んで飲んでたのを見ましたよ、凄く狭そうでしたがとっても楽しそうでした。
昼の定食(あえてランチなどと呼ばない)は焼魚、煮魚、刺身等に特製ハヤシライスが有る。
このハヤシライスも昔のままでとっても美味しいのだが。
この日はやっぱり魚、焼魚はアコウダイの味噌漬けで煮魚はタラだという。
アコウダイの味噌漬け焼にした。
これで1000円、秋葉原の真っただ中でこの値段はとっても頑張っていてくれていると思う。
白味噌で上品に味付けされたそれは適度に脂ものってて美味しい。
アコウというと関西ではキジハタの事で大変な高級魚です、尾道の安広さんでこの時期は美味しいアコウを食べられるのだが行く仕事が無いかなぁなんてね。
関東でアコウダイは赤魚と称されるメバル科の魚で赤魚→アコウになったようですが。
現在スーパーなどで赤魚と呼ばているのは似たような赤い深海魚でこの辺りが大変紛らわしくなっていますねー。
客層はサラリーマンの高齢の方が多いのも頷けるか。
荷物を持った出張中といった方も散見され、ここでの昼食がいつものコースなのだろうか。
と思ってると若い男女のグループが、近所のリーマンさんのようですね。
おっ、女性だけの二人組も、いゃあお店を知っている方達で賑わってますねー。
お店は4年前に外装と二階部分をリニューアルしている。
その時一階の厠(トイレ)も近代的なものに改装しています。
でも一階の店舗内はそのまま残した、これは大正解だと思う。
この小さな椅子やテーブルに座ると私が生まれたころに行けるような気がする。
父や母たちはこういうお店で密会(デート)していたのかなぁ、、なんてね。
今度は時間を作って夜飲みに来ようと、毎度思いながらお店を出た。
ごちそうさまでした。