かなり久しぶりの訪問です、少なくともコロナ以降は来ていない。

札幌(確か西24条?)で営業していたのだが何故か10年前にこちらへ移転営業です。

この移転理由は毎回店主さんに聞き漏らしてる、というかいつも忙しいんですね。

 

 

この日は昼を外して2時近く、先客は4人でこれは食後にお話しできるチャンスかと思ったのですが。

店主さん仕込みに入って大きなへらで寸胴を力いっぱいかき混ぜ続けてます。

いやぁ、ラーメン屋さんって改めて体力いるんだなーと、なので声をかけることも出来ずまた次回にですね。

 

こちらの一売りはSio豚骨です、券売機もエースポジションだ。

久しぶりなので当然こちらを味玉入りでポチリます。

先オーダーなしなので待つこと4分ほどで着丼です。

 

 

いやーこれこれ、豚骨の旨みがプンプンしてる。

だが九州系のようなにおいでは無くて穏やかに芯がある豚骨といった風です。

ではスープから行ってみましょう。

 

 

豚骨だけでなく鶏ガラも入っているというが、ほぼ豚骨の美味しいスープだ。

前述博多などの九州系とも違うし、千駄ヶ谷ホープ軒に代表される東京豚骨とも違う。

勿論和歌山や徳島とも違う豚骨スープ。

これには店主さんの修行先にあります、旭川の異端児な山頭火さん出身なんですね。

なので雰囲気はまさに山頭火だ。

 

それは麺もそうで。

旭川ラーメンのルーツ、蜂谷さんの母体である加藤製麺の低加水麺を使用しています。

これが通常の旭川ラーメンと違い、低加水ながら縮れは無くストレート、若干ですが卵が入るか少し黄色い色をしていると。

九州系の細麺よりもちょっと太目な麺で、これまた山頭火さんチックでおいしー。

 

 

チャーシューはバラでもう箸ですくえない程のトロトロ、たまらないっす。

メンマも。

 

 

コリコリというよりシャリっとしてる、独特な発酵臭も無くてよいアクセントだ。

 

 

味玉も自家製(昨今の個人店でも業務食材が殆どです)で、しっかりと味が黄身まで浸透してる。

でもしょっぱくは無くてこれ秀逸ですよー。

 

 

かなり久しぶりでしたがその美味しさはコロナ渦でも不動のものでした。

本物はしっかりと生き残れるという事を証明していますね。

実は近隣で、奥州白川系の重鎮とら食堂直系の麵屋もめんさんが閉店したり(二代目さんでした)。

手打ちで讃岐うどんの麺切り機を使うトマトラーメンや塩ラーメンの人気店ラーメンQさんも閉店したりで。

驚くことが多い中、しっかりと残っているお店は間違いないですねー。

 

美味しいラーメン頂きました、ごちそうさまでしたーーーー、、、。