前を通るたびに気になっていたお店がある、今年4月にオープンしたのだが。
立地がすこぶる良くなくて、押上と言えスカイツリーからは離れた昔からの住宅地にある。
店前の通りは2車線だが狭くはない、バスも通る道です。ただ人通りもそれ程ではなく地元の方しか通らないような場所なのですね。
さつま屋さんは表題にあるように元はやきとり居酒屋です、四ツ目通りの押上から錦糸町へ行く通り沿いにあり、ソラマチにも店舗がある。
そのお店でラーメンを出していて、今回その専門店をオープンしたという事だ。
お店の売りは比内地鶏と名古屋コーチンの2本立てで、鶏白湯をメインに据えている。
麺も浅草開花楼の元プロレスラー不死鳥カラス氏が開発した傾奇者を使うという拘りようです。
初めてですので比内地鶏の鶏そばを券売機でゲットしました。
店内は女性二人でのオペで、しゃれた感じの店内とアクリル仕切りしたゆったりとしたカウンターで気分よく食べられそうです。
比内地鶏の鶏そば味玉入りです。
正に濃厚そうな一杯が出てきましたよー。
女性らしいきれいなレイアウトが映えますねー、このビジュアルだと味玉余計かも。
では、スープ頂きましょう。
この陶器のレンゲというかお玉は千葉の東京ラーメンちよださんのと同じですね。
では早速一啜りですよー。
うわあ、とろりとした粘度のあるスープは鶏の旨みがタップリです。
油が多めにいています、勿論鶏油ですがそれだけじゃない、葱油が感じられる。
塩分濃度は控えめですが旨味がタップリなので不足感は無い、根菜系の野菜も煮溶けているようですよー。
いゃあ驚いた、こりゃ場所が良ければ行列もののスープと思います。
そして麺だ。
ツルツルとして滑らかで歯切れの良い麺。
浅草開花楼開発の傾奇者、稲庭うどんののど越しをラーメンにと開発された麺は濃厚でトロミあるスープを纏って相当旨いです。
さらに追い打ちをかけるのが乗せ物のチャーシュー。
もも肉を川と一緒に巻いたもの、これ姿はどう見ても業務食材です、こんなに奇麗に巻けないですよ。
でも調べてもヒットしません、これも作っているのでしょうか。
しっかりとしたもも肉の食感に皮の旨みがかなって旨い。
そしてもう一つのチャーシューが。
むね肉のチャーシューなんですがムチっとしていてジューシー、低温調理だろう味付けも良くてこれだけで一杯やますね。
チャーシューだけでもレベルが高い、本店の料理人の手腕が分かりますねー。
味玉だって手抜かり無しです。
箸で切ろうとしてもなかなか切れません。
これだけの弾力なので中身は丁度良い具合だ。
なんとこの味玉にも鶏スープの旨みが染みている。
業務食材でないのがはっきり分かります、なので手抜かり無しと書いたのですねー。
いやぁもっと早くから行っていればよかったです、灯台下暗しでした。
こうなると名古屋コーチンの白湯麺を食べてみたいですねー。
来週再訪確定ですね。
とってもおいしかったです、ごちそうさまでしたー。