蜂屋さんといえば旭川ラーメンの老舗、元となる加藤製麺は加水の少ない独特の麺で一大系図が出来る超名門です。

私自身の蜂屋さん体験はもう14年前になる、当時サミット絡みの仕事で来道し。

仕事が終わってからいつものように時間を作って、丘珠から北見に飛んでレンタカーで道北をぐるぐるした時だ。

 

 

その時行ったのが本店です、、創業店というのも有るんですね。

こちらに紹介されているのが本店です。

 

 

店内は整然とテーブルが並べられていて、私が行った時は店主と身がまうような男性がホールを担当していましたね。

内容は。

 

 

エースコックのトールカップサイズ通例で蓋の上でなく中に小袋が入っています。

粉スープで手が汚れるのが難点なんですよねー。

でも蓋に張り付けられない量が入っているのも確かですよー。

出来上がりです、今回も別丼に入れました。

 

 

こうしてみるとトールカップサイズって結構な量が有るんですね、袋麺と同じか麺量はそれ以上かな。

今回は何時ものストックチャーシューに冷凍チャーハンを少しだけ合わせてみた。

 

 

では、スープから行ってみましょう。

 

 

玉に浮く油はパッケージにあるように焦がしラードのようだ、豚骨も濃度が有りそうです。

 

一口啜るとー、、。

おーーー、蜂屋さんってこんなに濃厚でしたっけー、っていうくらい濃厚です。

豚骨のベースが利いている、勿論博多のように頭骨をボロボロに煮込んだ濃厚さでもなく、本家家系のような豚ガラの強烈な主張は無いですが。

それでもかなりな豚骨濃度です、そしてこの黒く浮かぶ焦がしラードですが。

これが燻蒸香のように香ばしくて良い具合に主張してます、これかなりおいしいですよー。

 

でもですね、これが蜂屋さんかといえば違うかなぁ。

魚介が薄い、というかあの独特な鯵の煮干し感が殆どしないです。

旭川ラーメンに使う鯵の煮干しって、例えば瀬戸内の鯵のいりこみたいな小さなものでは無くって干物にする位の大きな鯵で作ってるんですよ、なのでかなり独特な煮干し感なんですね。

鰯の煮干しとも全く違う、もうこれは味の説明出来ないかなぁ。

それが独特に香るんですがね、そこだけは惜しいと思うような出来栄えです。

 

 

麺はサンヨー食品のトールカップですから期待はしていません、あの油揚げ麺です。

加藤製麺のあの加水少ない独特な麺とは全くの別物です。

ただスープの主張がしっかりと有るのでそれ程油揚げ臭は気にはならないですがね。

 

 

という事でこれが蜂屋さんのラーメンかといえば???ですね。

割と濃い目の豚骨醤油と焦がしラードが似ているだけで関心の鯵の煮干し感は殆ど無しでした。

でも一つのトールカップ麺として、蜂屋さんの雰囲気を感じられるかといえばこれは有りだと思います。

お店を知っているので評価は辛いですが、こんな感じというのは伝わるかなぁと。

でも鯵の煮干し感が無いのはやっぱり旭川ラーメンじゃないなぁと思ったりで。

なので雰囲気は味わえるカップという事で、食べてみたい方はそう思って食べていただければと思います。

兎に角カップ麺としてはおいしかったです、ごちそうさまでしたーーーー。