実は近所なのだがちょっと躊躇していた、それはこの店どれも長続きせずに居ぬきで入れ替わりばかりしていたのだ。
開店後10ヵ月余り、客入りも順調そうなのでおっとり刀(←古い)で行ってみた。
この日は午前中雨、昼を過ぎて晴れてきたのだがまだ道には水たまりが。
これは空いているチャンスです。
1時過ぎに来店、案の定店にはお客無し、だがこの後明らかに狙って来た男性客や主婦の二人連れ等後客もぼちぼちと。
先ずは一売りの味噌ラーメンを味玉入りでオーダーです。
出て来たものは、おーー美味しそうですよー。
調理が見えるのですが直接味噌を炒めるようなことはしていません、スープ(白濁した豚骨)を片手中華鍋に入れ味噌ペーストを入れています(香味から既にラードなどで炒め付けてあるようですね)。
そこへ事前デポで湯がいたモヤシを入れてしっかり一煮立ちして完成です。
ではスープより頂きましょう。
この赤身は照明のようです、波長がスマホの撮像素子と衝補しているか。
少し甘目ですが香ばしいスープだ、だが北海道系味噌の香ばしさは有る。
ベーススープは豚骨白湯でかなりしっかりしています、なのでコクがあって美味しい。
麺は札幌の森住製麺の黄色い縮れ麺だ、森住は西山製麺と並び北海道を代表する製麺所だ。
多加水なのだがプツリとした食感でこれがかなりおいしい、正直北海道で何度も食べているはずなのだがこうして地元で食べてみるとこちらの麺との違いを感じる。
森住製麺の麺について沢山のラヲタブロガーが間違ったことを書いています、それは関東のお店では北海道より取り寄せているという件です。
実は森住製麺は埼玉県に工場を持っているのですね、なので関東近郊のは殆ど埼玉工場の物なんですよー。
具材のチャーシューはバラの一枚肉です。
これがね、脂身が多いのですがそれを感じさせないくらい上手に炊いてあっておいしー。
塩分も少なめなので次回はチャーシュートッピにしたいですねー。
モヤシもシャキっしてて麺との組み合わせも良いですよー。
味玉は醤油が良く染みたものですがこれまた塩分は控えめ、そうちゃんと作っているんですね、この辺りは北海道の拘りでしょうか。
メンマは在り物ですが悪くない、そして卓上に有ったものはー。
これニンニクの醤油漬けを刻んだもの、これがいいんですよ、所々で引っ掛かり強すぎないニンニクを主張してベストマッチです。
食べ終わるころあと客の調理も終わり一息ついている店長さんとお話しできました。
苫小牧のお店はとん助という店名で駅の近くの人気店なのだと、正直苫小牧はフェリーで来道しないと行く事は無い土地だ。
その東京進出として始めはキッチンカー形態で始めたのだという、やはり店舗の賃料が都内では破格で苦肉の策だったよう、同時にコロナも只中だったと。
キッチンカーならば仕込みをする所は何も都内の一等地である必要はない、近くて手頃という事でここにしたという。
という事でラーメン屋の居ぬきのこの店舗でキッチンカーの仕込みを始めたそうだ。
だが折角の店舗形態なのだから店も始めようとこの店を開店したという。
その美味しさからも地元から段々と認知されているようで順調に客足は伸ばしているようです、格言う私もその一人になると思う。
そしてキッチンカーも現在は5台になったそうで益々の繁栄ぶりですよー。
そしてもう一つ気になるメニューが有ります、それはとん塩、。
本店のとん助でも一昨年から登場の味噌ラーメンのベースになっている豚骨白湯で作られた塩ラーメン、これも断然気になりますよー。
美味しかったです、ごちそうさまでしたーーーーーーー。