陳家私菜は都内に5店舗を展開する本格中華の店舗です。
それは中国本土より名うての料理人をスカウトして支店を持たせるという方法にて本物の中華料理を提供している。
刀削麺を日本で初めて提供したのもこちらで、中国日本大使館指定店でもあります。
この日は秋葉原で電子部品の買い出し、千石電子通商へ行くので時間を合わせて11時30分の開店に合わせた。
以下陳家私菜HPより秋葉原店店長、曲兆波氏の説明です。
中国にいる間、22年間シャングリラホテルの料理長を努め、その間にも何度も日本に旅行や勉強の為にきていました。
日本で提供されている中華料理に満足出来ない中、陳家私菜に出会い、他のお店とは違うそのクオリティに納得し陳家私菜で働く事を決める。
秋葉原店を開店させたのも彼を引き抜くための条件の一つでしたが、その後秋葉原店は大繁盛し、彼の腕は日本でも認められる結果となりました。
ビジネスビルの地下にある、店舗は広くてRDBによると90席あるという。
現在はコロナ対策でアクリル仕切りと一部長テーブル席を間引いて営業していますがそれでも結構大きなキャパですねー。
店内はいると桂皮や八角等の中華香辛料の香りがしてきます、久しぶりだなぁ。
というのも私仕事でコロナ前まで毎年中国各地へ行っていたんですね、一回は一週間ほどで連日地元の方の案内でディープな食事をしていたので懐かしい、つまりはそれだけ本場に近いと。
オーダーは初めてなので表題の元祖麻辣刀削麺です。
ランチタイムは副菜が無料でライスは50円で食べ放題になるようです。
なので待つ間副菜を少々頂いてきました。
水餃子にサラダ、杏仁豆腐です。
若いリーマンさんはこれらてんこ盛りで+山盛りライスです、いいなぁ若いって。
サラダ食べて待っていると、一番客からでしょう5分程で着丼です。
うおっほー、、これは美味し辛そうな刀削麺が出て来ましたよー。
そしてあの複雑な香りがしてきますよー。
では、スープからですよー。
熱々のスープはもう四川の麻辣スープです、しっかりとした丸鶏のベースに様々な香辛料だ。
豆板醤やドーチー等の発酵調味料も利いててラー油の辛さが効いてます。
そしてふりかけられた花椒(ホアジャオ)だ、いいぞー、これはたまりませんねー。
刀削麺は。
幅広でしっかりモチモチの肉厚麺、こちら奥でちゃんと資格調理師が削っています。
厚みが均等なのは流石でその食感がいい、たのしー、。
ですがね、量が半端ない。
丼ぶりのそこから表面までいっぱいに麺が詰まっていますよー、こりゃ感触無理かなぁ。
少量とはいえサラダに水餃子2個も食べています、更に杏仁豆腐も取ってきちゃったし。
額に汗かき食べましたよー、でも頑張っても2/3はごめんなさいでした。
次回は水餃子おいしかったので(3個までです)麺は半分にしてもらいましょう。
こちらは本物です、もち論日本人向けに辛さを控えたり塩味を増したりしていますが本場をしっかり感じられるとっても美味しい麻辣刀削麺でしたよー。
ごちそうさまでしたーーーーーーーー、、、、、。
追記、長文だし私見なので興味ある方はおつきあいください。
中国料理と言えども国が広いですから地域によりだいぶ味の趣向は変わります。
私は書いたようにコロナ前は30年くらい前より毎年北京、上海、広州、重慶等といった都市を1週間ほど訪れていました、仕事なので旅行とは違い現地の方に連れられて毎晩食べ歩きました。
感じたのは広いお国なので日の土地土地で味覚がだいぶ違うんですね、それは日本では考えられないほど。
20年は前でしょうか北京(ベイジン)で現地の方が、日本人にはびっくりする料理を食べさせてあげると四川料理の店へ連れていかれたのですね。
出て来たものは皆さんからーーーい、ひーーー等といって食べているのですが私にはいたって普通というか、それ程ではないレベルの辛さとシビ。
美味しいのは確かなんですよ、でも日本でも本格四川料理の店は有る訳でそれに比べるとかなりパンチの無い料理だったと。
そこで私言っちゃったんですねー、これは四川料理じゃないって、、。
そうしたらもう連れて行ってくれた北京の方が怒っちゃって、なんで日本人にそんなこと言われるかってね。
そこで私はお店の方に、こちらの調理人は四川出身の方ですかと聞きまして。
そうですとの返答に、ならば四川の地元の味で同じものを出していただけますかと伝えした。
そうして出てたものは本物でしたが、なんとこれを食べた北京の方はこんなの四川料理じゃないって憤慨されまして。
もうお分かりかと思いますがその後総料理長が来て、この料理が本場四川の物なんですよと。
なんだか私としては中国の方の鼻先をへし折るような真似をしてしまってとっても心が痛みました。
変な真似して申し訳ないというと(もちろん通訳の現地法人の方がいます)。
いやいや、当方の勉強不足で教えていただきありがとうと、これで見分が広がりましたと。
素晴らしいですよね、もうこちらが感服しましたよ。
他にも地下鉄で若い女性が座ってて、白髪白髭の私を見ると席を立って座れという。
私は好意にシェシェと深くお辞儀して席を譲っていただくことにしました。流石に儒教の国と感心しました(韓国も同じですよ)。
彼女は私を日本人だと分かってての事ですよ、人同士だとこんなに素晴らしい関係になれるのに何で国同士だとこう変なことになるのでしょうねぇ。
更に言えばこれって現在の日本には無いことです、若い奴らは座れば当然のように周りは気にせず居座る。
私なんかだと先達の方が来たらと今でも身構えていますよ、来たらすぐに譲りますよ還暦過ぎなんか若いですから。
これは文科省とかいうよりこれらを育てた親達と小学校の先生の体たらくですね、目上を敬う心が欠けているというか全くな無いと。
話戻して。
私の経験から北京は一番塩分が少なくて薄味、上海→広州→重慶と濃くなっていく印象です。
日本人には広州の広東料理が一番合うかなぁ。
アジアは勿論アメリカやヨーロッパなど仕事の機会が無くなってます、早くコロナが一段落しないでしょうかねぇ。




