昨年3月のオープンなので一年ちょっと経つ。
竹岡式の店という事でオープン当初から注目していたのですが、コロナ過の中のオープンだったので少し躊躇していた。
だが日ごとに気になる具合が高まって、ついに開店直後を狙って行ってきた。
お店はとうかんやというこれまた人気店でしたが何故か閉店しての居ぬき営業です。
とうかんやさんは現在小松川の住宅地におしゃれな店で移転しています、。
奥さんはあの千駄ヶ谷ホープ軒の牛窪氏を師と仰ぐ浅草弁慶の店主西川さんの娘さんなんですねー。
話し戻して竹徳さんです。
メニューは元祖竹岡式ラーメンと、改竹岡ラーメンの2種類に各トッピングです。
これは元祖とされる梅乃家さん宜しく乾麺を使用した元祖竹岡式と、生麺を使った改竹岡ラーメンという違いのようですね。
勿論初方ですから元祖竹岡式ラーメンを券売機でポチリました。
11時のオープン直後ですが若い先客がおひとりと、すでに竹岡式の呪縛に囚われているようですねー。
出ましたぁ、真っ黒けなスープに刻み玉ねぎと、そうです見た目には前出八王子ラーメンと似ていますよねー。
だが味は似ているようで非なるものです。
ではスープから行ってみますよー。
醤油の利いた黒いスープで、ラードが控えめに浮いている。
スープのベースはチャーシューを煮た煮汁、それを麺を煮た煮汁で割ったものだ。
なのでやはり出汁感は無くて、豚感が煮染み出たスープは醤油が支配的で何といってもー、しょっぱいのだー。
麺は都一という千葉の製麺屋さんへ特注した乾麺、だかこれ麺茹でに10分かかるという。
えっ、梅乃屋さんではそんなにかかったかなぁー。
しかも調理方法も違う。
梅乃家さんでは一杯づつ七輪で茹でられて、その鍋の内容がまんま丼ぶりに注がれて一杯のラーメンとなるのですが。
こちらは確かに炭火で麺茹でしているようですが大鍋でテボで茹でられていて、スープはその麺茹で釜から茹で湯をチャーシューの煮汁が入った丼に注がれているわけだ。
なので一杯づつ小鍋で麺茹での梅乃屋さんと違い、スープには茹でた麺数による違いが出るはず。
梅乃屋さんをはじめ私が房総ラーメンといっている木更津周辺の古くからのラーメン屋さんは乾麺ではありませんが皆一杯づつ別の小鍋で麺を茹でて、その茹で湯でスープを作っています。
なのでこちらの作り方とは違う。
そして何より塩分濃度が高すぎると思う。
だからという訳でもないと思うが刻み玉ねぎは大き目にざく切りされて、このスープの救材だ。
シャキシャキとして濃い醤油味にはピタリですねー。
そしてスープだけでなく具材もそうで。
チャーシューは当然煮汁をスープに使う訳なので出汁が出てパサなものだ。
でもデフォでもこの大きさが4枚入っています、これをどうとるかですが人それぞれなのかなぁ。
メンマは業務食材でした、段ボール箱を確認しました。
少し発酵臭を感じるオーソドックスなものでした。
兎に角しょっぱすぎでした、血圧が心配になるレベルです(これ一杯食べたくらいじゃなのは分かってますが精神的にね)。
私はかなり以前ですが梅乃屋さんの味は知っています。
バイク仲間からその特殊性に注目されて広がっていった、その後一風堂の河原氏がテレビで紹介してから一気に火が付いたと。
そしてこの竹徳さんは梅乃家さんの竹岡式を広大解釈したものというのが私の感想です。
だがこの日を見る限りでもすでに常習者はいます(あと客次々とでした)。
しかも皆近隣にお勤めの若い方や学生だろう、この真っ黒でしょっぱいラーメンの虜になっているようです。
私的にはちょっとやり過ぎちゃった竹岡式という感じでした。
でもこのやり過ぎが若い方には突き抜け感として受け入れられているのでしょうかね。
ごちそうさまでしたーーーーーー。