普段使いにType114を導入したばかりなのだがこれは実用にと、つまりは作画から普段の記録から仕事にも使う事を想定しての事。
そうなると完全趣味用にもほしい訳ですね。
という訳でズームコンデジのType107を買ってみたわけだ。
ただこれ発売が2013年と年とだいぶ前なんですね、でも現在このスペックでも十分と思いほぼ新品の物を購入した。
当時の販売価格は34万でこいつは約半額でした、国産なら二束三文ですが流石に腐ってもライカだ。
手に持った質感もいい、ライカMは真鍮製ですがこちらはアルミの削り出しである。
アルミといっても番手は6000番くらいか、硬質で質量も有るもの。
なので適度な重量感もありライカを持つという充実感もちゃんとありますね。
センサーはAPSーCサイズの1700万画素でフィルム35ミリ換算で28~70ミリのズームが付いてる。
もうこれだけのスペックならば現在でも実用に全く問題はありません、印画紙で全倍サイズ(約A2)でも余裕でプリントできます。
ただ作動は現在の標準からするとかなり緩慢だ。
バッファメモリーが少ないか演算処理が追い付かないかでワンショット後の次のショットまでの待ち時間が2秒くらいある。
まあそんなに気ぜわしく撮るタイプではないので実際の問題はないのですが気になることは確かですね。
因みに連射は出来るんですよ、そのモードにすればね、なのでチャンスを逃すことは無いが。
でも一度シャッターから指を離すとやはりカメラが処理する時間が必要です。
純正のグリップも導入しました、これは是非とも装着したいですね。
今更なので標準のフードが無い、オークションなどでもなかなか見つからないのだ。
なので汎用のフードとプロテクトフィルターを装着、43ミリと小口径です。
ちょっと薄いかなぁ、もう少しフード部に幅が有ってもケラレないはずです、まぁ無いよりましという事で。
このフードはレンジファインダー用で透かしが有るタイプです、それを見てみると丁度よい感じで視界から抜けていますよー。
という事は、外付けファインダーです。
どーです、かっこいいでしょう。
手持ちの28ミリ外付けファインダーは黒仕上げですのでピタリですかね。
覗いてみても。
実用上問題ない程度のレンズ鏡胴のケラレで済んでいます。
ピント合わせを11点自動測距に設定すればピンはカメラ任せで実用できるでしょうし中央固定でもAEロックでいけそう、マニュアルも有るので目測でもOKですねー。
35ミリのファインダーも有るので(コンタックス用のツァイスだが)それを使ってみてもいいかも。
これ散歩に旅に楽しく付き合えそうですねー。
なんでType107なんてのにしたのかというと、本当は現行機のCL狙いだったんですねー。
正直前出Type114とこの107を足せば中古の程度の良いCLには手が届いた。
でもレンズはほぼ同じだし(多少CLのが広いが)同じAPSーCだし、画素数も実用上そんなに変わらないかと。
EVFが無いですが、これは別付けできるしオリンパスと同じだしで。
ならばより広く楽しもうと114と107を続けて購入した訳です。
ただ実際の動作はやはり新しいCLのほうがきびきびしてるし良いんですがねぇ。
まあ、一先ずはこの2台でで楽しんでいこうかと思います。
後記
現在デジカメはやはり有効画素数が皆さん一番の関心事のようですが。
私ずっと書いているようにある素子数からはそれ程関係は無く、かえって扱うファイルの大きさが仇となって高性能のPCが必要でなにかメーカーに振り回されているように思います。
それはフィルムから続けている私は基準があくまで作品として発表するサイズによるという事です。
通常どんなコンテストでも先ずワイド4つ切りあればいいし、美術館などで発表するにも半切(A3ノビサイズ)あれば十分で、それ以上はあまり意味を持たない画素数だと思っているから。
A3ノビなら1200万画素あれば十分です、ニコンD100の経験から(初めてこれは使えると思ったデジイチでした)800万でもいけると思う。
良く専門誌で粒状性だの階調だの言ってますが、実際にプリントすれば現在のは過剰なスペックなのが分かると思う。
コンテストで作品に近づいてしげしげと粒状性などを観察する審査員なんていませんからね。
しかも今のコンデジでプリントしたものはフィルムを凌駕していますしね。
プロは広告などでもっととんでもなく大きく出力する可能性も有るので有効画素数はいくらでも欲しいと思うし階調表現もクライアントを説得すのに必要です。
でもそんな仕事をしない方たち(私も)には過大なものだと思う。
なにより写真(画像)はスペックより内容ですからね。