こちらはコロナで緊急事態宣言が発令された後の2020年6月にオープンしています。

当初から注目されていたのですがコロナの影響で行っていなかった宿題店です。

というか現在はこのコロナをかいくぐり人気店となっているのですね、それだけで実力が証明されていますね。

 

 

当初から注目されたと書いたのはその修行店です。

烏賊出汁で有名な本郷のねむ留さんと、鯛出汁で有名な錦糸町の麺魚さんで修行されています。

これだけでも注目度アップですよね、そして現在でも人気な訳だ。

 

開店直後の11時5分に到着、先客は4人いました。

券売機の最上段は鴨塩ラーメンです、初方なのでこちらをポチリいたしました。

待つこと5分足らずで出て来たものはー。

 

 

もうね、見ただけで美味いのが分かる出来です。

ナルトが独特だが塩はこれが乗るんですね、醤油は普通の紅白だそうです。

綺麗にそろえられた具材に乱切りと珍しく切られた長ネギが乗り、その上にはちょこんとおろし柚子です。芸が細かいなー。

 

ではスープ行ってみましょー。

 

 

ね、鴨出汁でこの仕上がりですよー、いい香りがしていますわくわくだぁ。

一口啜るとー。うわぁ、これは凄い・・・・。

水と丸鶏だけで採られたベーススープに節やいりこの風味が重なる。

鴨だけの強いうま味と思っていたのですが、これはもっと複雑で計算された旨味が押し寄せる。

塩だれにはモンゴル岩塩をベースに乾物の魚介や昆布を抽出したもののようだ。

これがどれが突出する物ではなく、ひたすら美味しい塩スープとなっていますよー。

これはここの所食べた塩ラーメンの中でも間違いなくトップレベルでしょう。

 

 

麺は低加水のパツパツ細麺です、スープの吸い上げも良くプツリとした食感もいい。

だだ時間が経つとどんどんとスープを吸うので、早めにお食べ下さいとのアナウンスも有る。

私は吸い込んでいってもそれはそれで美味しいと思いましたが、食感はやはり初期に比べると落ちますでしようかね。

 

 

チャーシューはもう真骨頂、低温調理の鴨肉チャーです。

低温調理のチャーシューというとムチムチとしてて若干噛みにくい感が有るのだが。

こちらはうすめに切られていることも有るが軟らかジューシーでとても美味しい。

これ単体でのお持ち帰りメニューも有るほどです。

 

 

青菜はシャキリとした小松菜で、メンマも歯切れの良いものを使ってます。

トータルバランスがホントにいいですねー。

 

卓上にはこのようなものが。

 

 

これらは後ろに文書てせ紹介されていた。

 

 

山椒ピュアオリーブオイル、これが気になりますねー。

これは修行先のねむ留さん譲りですね、これ入れるとスープがパッと華やかになります。

 

 

後半これを一匙投入します。

山椒の実から抽出しているような鮮烈さを持っています、なので入れ過ぎには注意でしょうか。

これスープに入れるよりも個性強い鴨チャーに乗せてもいけます。

そして後半に丼縁へとって置いた柚子を溶くともう一気にフィニッシュですよー。

 

兎に角バランスだ、個性の強い食材だらけをものの見事に融和しています。

それは鴨にしろ魚介にしろ昆布などの乾物にしろどれもあともう少しって思わせる位の配分。

柚子にしたって始めから溶いてしまったら存在は希薄になるくらいの量だ、これらが高次元でバランスしていると。

 

こちらの店主さんは修行先で得たものを見事に組み入れて、それらを高次元で具現化してしまうという才能を持ち合わせているのだと思いましたよー。

 

醤油と青唐辛子というメニューも有るのでそれらも食べてみたいですねー。

とてもおいしかったです、ごちそうさまでしたーーーーーー。