仕事で電材や電子制御機材を買いにく秋葉原だ。

この町はもう50年も前からラジオやアンプのパーツを買いに来ているのだが。

オーディオブーム無の時には入り浸りで、楽器も扱うようになるともう日常的に行く街だったんですねー。

話し戻して現在の秋葉原はアニメなどのカルチャーの町である、だが細々とオーディオや電気パーツを扱っているお店が有るんですねー。

そんな電気とカルチャーの入り混じる地帯にこのお店は有る、田中そば店です。

 

もとは足立区六町に有る田中そば店と田中商店(いずれも同店主)なのですね。

田中商店は博多豚骨を、田中そば店はこれ千駄ヶ谷ホープ軒を祖とする東京豚骨のお店と、こちらの2号店が5年前に秋葉原でオープンしています(3号店は浅草で、それまでの津軽ニボラーつしまから改変した)。

 

 

何年ぶりだろうか、調べると何と5年ぶりとオープンして直ぐに行ったっきりだったんですねー。

時は平日の11時15分、それでも先客は50%以上の入りです。

当然昼時はかなりの並びになる、見越しての来訪ですよー、、。

表の券売機で買ってから並ぶのが流儀、並びの無いときは店に入るなり直ぐにカウンター席に案内されて、その席にはすでにお冷が。

ホールの女性が券を買っている時から見ていて素早く対応しています。

 

店は中華そばだけで後はネギとか肉(チャーシュー)とかの組み合わせだけ、以前やっていた山形辛味噌はやっていなくなりました、それだけ繁盛しているという事でしょうね。

中華そばだけですが食券渡すときにオーダーでこってりに出来ます。

なのでこってりの味玉入りです。

 

 

いゃぁ、5年ぶりですねー、ビジュアルは変わっていないです。

淡い醤油清湯豚骨に背脂がぴっしっと浮かぶ、正に東京豚骨の出で立ちです。

では久々のスープから行ってみましょう。

 

 

見た目は淡麗なのだが豚骨の旨味がたっぷりとする清湯豚骨です、このスープだけでもたまらなく美味しい。

そこへ良く炊きだされて余計な油を落とした背脂がたっぷりと入る、もうたまらないです、。

熱々なのも良い、背脂で覆っているのでこれが冷めずに換気を即した店内ですが汗ばんでくる。

 

 

麺は製麺の圧縮時に中心と外部で加水率を変えたものを合わせたような浅草開化楼の特注麺だ。

なのでかチュルチュルの啜りごたえでしっかりとした食感と小麦感と。

もう濃厚清湯背脂豚骨に合わせて上手に設計されているのをとっても感じます、凄いです。

 

 

チャーシューは脂身の多いバラチャーで、味付けも強すぎずスープにマッチする物。

この多めの脂身がジューシーでたまりません、背脂同様脂身の使い方が本当に上手だなーと感心しきりですよー。

メンマは醤油で煮詰めたような外観ですが、塩味は少なくコリシャキの食感で同じような太さの麺と一緒に食するとこれまた楽しい、そう意図しているのではと思う作り込みですねー。

 

 

味玉はこの店舗展開ですから業務食材ですね、まったく問題ないです。

ただ半熟具合はもう少しトロタマの方が好みでしょうか。

 

 

後半はこの特製辛子を投入しますよー。

辛さも程々なのでこの位では辛いっ!というほどではないがアクセントにはちょうど良いです。

 

 

ラー油と違い脂少ないのでこんな感じで溶け出て行って清湯豚骨と炊き出し背脂のハーモニーを崩さずにピリ辛が演出出来ます。

なによりそのしっかりと設計された組み立てに感服するばかりですねー。

 

 

本当においしかったです、久々でしたがこれは背脂補給に定期的に行かないとですねー。

ごちそうさまでしたーーーーーー。