GTS250のタンデムステップに関する考察です、、。
これは購入前から思っていたことだ、、。
スクーターはバイクと違いステップボードに足を乗せるのでその自由度が多い、。
それがスクーターの利点でもあるのですが、。
この足の乗せ方で乗り方がかなり違ってくるという事を知っている方が少ないのも確かだ、。
因みに股開いて乗っている輩は論外ですよ、何であんなに乗り方になるのだろうかね、。
カッコいいと思っているのか、はたまた自然にそうなっちゃうのか、見た目はカッコ悪いと思うし操縦安定性にもよくないと思う、、。
話し戻して、このGTS250はタンデムステップが格納されている、、。
これを引き出すとこうなります、。
これがタンデム用なのですが、日本人には距離が有って使いづらい(うちの連れは全く届きませんです)のだが、、。
これがベスパが初めから考えてそうやっていたのかは不明なのだが、先端部で操作しなければ引き込んでしまうことは無いんですね、、。
なのでこういう事が出来る訳で、、。
スクーターの足の位置って私は昔から色々と考察していた、それはスクーターの操縦性にかなり関与すると思っている、、。
バイクに乗っていると車体含め重心位置は変わらないと思っている方が多いですが違う、。
それはステップに荷重をあまりかけずにシートメインに座っている時はバイクの重心位置はバイク+ライダーなのだが、。
ライダーがステップに立っている時のバイクの重心はライダーの荷重がシートより低いステップにかかるためずっと低くなるんですねー、、。
ダート走る時は立ち乗りですよね。あれは足で上下動を吸収しているだけでなく重心を下げて安定させてもいるわけですね、。
コーナーなどではステップに荷重したほうが安定して走れる、。
ハーレーや大型バイクは自重が有るので人的な荷重移動はそれほど効果はないかもしれないが、スクーターのような重さの物には影響すると思います、、。
標準的な乗車姿勢だとステップボードに荷重も出来るし、しっかりシートに座ってのイージーライディディングも出来ます、。らくちんではある、、。
このライディングだと足の踏ん張りは全く期待出来なくて、お尻に荷重が掛かるるだけ、。
なのでスクーターの重心は高くライディングはハンドルを中心にした走り方になっていく、。
都内でよくこれで縫って走っている輩を見ると今まで運がいいなぁー、って思っています(縫って走るのも違反だが)、、。
まあ現在のスクーターはマシンバランスが良いようで問題とはなっていないようですが、。
で、このリヤステップを利用した乗り方をすると、実にバイクの乗車姿勢に近くなるのだ、。
ステップへの荷重で車体をコントロール出来るしバイク同様自然なロールバンクで安定して走れますよー、。
これはスクーターでのロードレース選手権なんてのがありまして、ライダーは皆シート下のステップボード一番後方へつま先立てて乗っています、。
という訳で今はこの状態で通常乗っています、バイク乗りには違和感は無いです、。
面白いのはこの状態(足裏にステップが感じられる)だとブレーキング時に右足に力かかる時が有るんですねー、無意識にブレーキングしてる、、(笑)。
やはりバイクのような感覚が好きなんですね、。
追記、。
昔々30年以上前、奥多摩にスモールベスパを改造して峠を責めている方たちがいました、。
彼らは道が空いている夜をメインに走っていて、エンジンは元よりクロスレシオを入れたミッションなど(本来のベスパは左グリップでチェンジするマニュアル車です)マロッシフルチューンでかなり速くて、下りなどでは当時の250レプリカを追い回すほどだったと言う、。彼らも別付けのタンデムステップを使用して乗っていたという事です、、。