私の昔からのお付き合いの方々は昔々(30年以上前だ)シューティングレースをやっていたのを覚えていると思う、。
日本ではガスガン=おもちゃの銃(18歳以上の制限はある)で精度やスピードを競う競技だ、。
だがこのおもちゃの銃を高精度にチューニングして、ある大会で優勝すれば本場アメリカでの権威ある世界大会に実銃で出場できる権利を得られるのだ、。
勿論自費の分は相当だが、このおもちゃのガスガンで鍛錬して実銃での本大会でいきなり世界6位に入った日本人もいます、なので侮ってはいけない、。
そう、フィーリングは実銃に近いのだ、、。
今回熱が再現したのは昨年発売されたこの本、幾つになっても男は子供なんですよ、。
その世界大会出場をきっかけにアメリカでプロシューターとして生きている方が今まで使用してきたシューティングガンを特集した記事だ、、。
そこに記載されていた記事には男子の夢を揺さぶるものが、、。
機能による造形美というか、やはりかっこいい、、、。
トップシューター達は日本では無名だがアメリカでは誰でも知るような存在です、街中でもサインをせがまれるほどの、シューティングというスポーツとして認知されているのですね、。
そこで私が今持っているシューティングガンがかなり時代遅れ(10年以上は遅れてる)になっていると(てかほっぼりぱなしだった)、。
まあ、ずっとこれは思っていたんですがね、。
なので先ずはこいつから作り変えることにした、、。
C-MOAというダットサイトをパララックスを抑えるために横に倒してマウントしたもの、。
実用には十分なのだがカッコ悪いんですよね、これ、、。
でかいのがトップにドンと乗っている、これが最先端だった時代もあったと、、。
現在の主流はもっと小さな光学サイトが色々と実用化されています、。
なのでそれらを使うようにと他も含め一から組み立てなおすことにした、、。
先ずはダットサイトのマウント、C-MOA用の正立マウントをコンパクトにして磨き塗装した。
今回はウエスタンアームズで限定発売されていたストレイヤー・ボイド、インフニティについていたピンクのグリップを使用します、。
マグウェルもサードパーティー製の大型の物に、これはマルイHI-CAPA用なので削って寸法を合わせる、。
内部メカはRtypeと呼ばれる機構を持つもの、。
これはブローバックガスガン創世記のメカなのかだがその単純さから現在でもチューニングのしやすさや確かな作動など、一度生産終了しながらもシューティングガン用に再現されたという経緯を持つ信頼のメカです、。
メインスプリングはアーニーボールのマルイHI-CAPA用が使える、 後退速度を早くするためにソフトな方のものに、。
スライドストロークは実銃と違いBB弾をローディングし、ハンマーコック出来るだけでよいのでスライド量を少なく制御するようにチューニングします、右にあるパーツがそうでこれにより素早い連射が可能になる、。
各パーツは再度磨きを入れる、バフで磨くがこのモーター戦前の物で我が工房で一番古い機器です、、。
古くても動作は今の物と一緒です、綺麗に磨けます、、。
これはグリップセフティ、この後クリアーのスプレーで仕上げます、、。
本物の実銃はカートがジャムった時のために素早く復帰出来るようにスライドにレバーが付いている、。
ガスガンでは必要ない物であるので今までは付けていなかってのだが今回は付けることにした、。
パーツは現在マルイHI-CAPA用に出ている物しかなく、これを加工して取り付けることに、。
フライスで加工して取り付けられるように、指にかかる部分をバフでポリッシュしてクリア処理、。
更にサムセフティやサムガードなどもバフで磨いた、細かな部分はペンタイプのバフで仕上げました、。
これらもクリア処理して組み上げに進みます、、。
レットオフの切れを良くするシアーの磨きやトリガースプリングの調整などして組み上げる。
擦動部にはタミヤのミニ四駆用のグリスを使います、これモリブデン配合で摩擦が少なく、且つプラスティックパーツを侵さない優れものです、。
組み上がったのはこちら、、。
かっこええーーーー。
これに関しては後ほど詳しくご紹介いたしますね、、。
追記
アメリカは銃社会だ、これに関しては勿論私は全否定である、。
だがこのシューティングという競技は物によっては威力を規制し、あくまでスポーツとしての精度を保った状態まで威力を落としたレギュレーションの大会も存在します、。
オリンピックの射撃競技がそうであるように、。
そして日本で始まったこのガスガンによるシューティング競技を全世界に広めようとしている方達がいるのですね、。
インドアでコンパクトに出来て(レンジは最長8メートル)殺傷能力もないと、これは理想的だと私は思います、。
オリンピックでも近代5種等のようにレーザーを使い弾薬をなくして危機管理を少なくしている事例もある、。
だがすべてが光学制御になってしまうのは寂しい、なのでこのカテゴリーはもっと世界的に広がっても良いのではと思っております、、。