現在のメインアンプはもうずーっと使っているマランツのPM-84Dです、。
それまでのレコードというアナログメインな入力に、台頭してきたデジタルのCDに対応するように入力にダイレクトポジションを搭載してきたもの、。
このポジションを選択すると、入力はボリューム(アッテネーター)を通るだけでパワーアンプに直結している、。
なのでコントロール回路を通さずピュアな音源がダイレクトに再現されるというもの、。
上に載っているのはマランツのグライコ、これは後述します、。
PM-84Dは出力段に真空管に近い特性を持つといわれたMOS-FETを最終出力段に搭載したプリメインアンプで、定価は128.000円だった。
パラプッシュで100W×100W/8Ωの出力を持っている、、。
普通のリスニング環境では必要以上のパワーだ、だが頑張ってこれを買ったのには理由がある、、。
それはクオーターAという出力制御回路を持っていて、1/4出力の25WまでパワーアンプはA級動作をするというものだ、、。
つまりパラプッシュで8ヶある出力のMOS-FETのうち2ヶだけ使ってA級動作をさせるというもの、。
波長の上下を別々の石で担当するB級動作と違い(この機種は出力により自動的に切り替わるAB級動作)、一つの石で全波を駆動するA級動作はパワーは出ないがそれだけ安定した波形を期待できる、、。
私の当時の環境なら25Wも使わないだろうからと当機に決めた、、。
本当は余裕をもって上位機種のPM-94Dが欲しかったのだが、価格が200.000円と手が届かなかったですね、、。
ただ切り替わった時の音の変化は、わからないですね、当たり前です、。
そんなはっきりと変わってしまうようなものをメーカーが発売するわけないですね、。
電源にも樹脂を充てんした贅沢なトランスと大容量の電解コンデンサーを搭載して、変動する電流に対応していますが、。その分重量は19.8kもあり、設置場所や移動には苦労してます、。まあアンプは重さと言われるのは今も同じで、オーディオとはスピーカーにしろアンプにしろターンテーブルにしろ重い方が良いというのは定説ですね、。
この頃はマランツが買収した旧スタンダードである日本マランツが製作していたのではありますが、その分当時かなり掛けられていた輸入関税が無く、もしあれば20万はしたであろうこのアンプをこの価格で入手できたのは良い時に買えたと喜んだ記憶があります、。
音もそれまで聞いていた山水のAU8500と傾向が似ていて朗々としてパンチもある物、。
それがこのアンプを選んだ理由でもありました、、。
当時秋葉原ではアンプやスピーカー、はたまたカートリッジやターンテーブルまでも、最新機種からスタンダードまで幾つも置いてある視聴ルームが沢山あったんですよ、。
勿論メーカー系や輸入ディーラーのもあり、それらを好きな組み合わせで聞いて回るのも楽しかったです、今から思うと天国のような環境で、それだけオーディオ熱も高かったのですねー、、。
上に載っているグラフィックイコライザーですが、これは現在は使っていません、。
というかスピーカーのセッティングにだけ使ったもの、正弦波聴きながらスピーカーの各レベルコントロールとグライコの変化を聞き比べながら調整した後は外して置物状態です、。
新しいスピーカー買ったときのためにと捨てられない、こういうものは堆積していきますね、。
サブスピーカーはB&W DM601です、シリーズ最初の物で後のマイチェン機種との区別で601S1などと呼ばれている物、、。
小型ブックシェルフタイプながら素直な音質が高評価で一気に人気になった、。
BGM的に使おうと思い購入したのだがちょっと当てが外れてしまったというのが本音、。
やはりこのサイズでは低音が足りず音が華奢である、。
BGMな音量でも4312の方がはるかに良く鳴る、というか小型のスピーカーにはある程度の入力をしないと鳴らないという事です、。
それにブックシェルフは本来その名の通り本棚の本の間に挟んで使うのが正しいか、。
そうすると平に並んだ本の背表紙がバッフル効果となって低音域を補強する、。
なので現在はレンジの狭いラジオ聞くのに使っているというかわいそうな状況です、。
長くなりましたので今回はここまで、次回はCDプレイヤーやスマホ録音の再生などに使っているサテライトシステム等書いてみます、、。
それにしても今となっては骨董品の寄せ集めですが、でもアナログの良さを残した良い音を再生してくれるんですよー、、。