もうここの大将とは30年以上の付き合いになる、。

元は市川の国府台駅近くに有って、小岩在住の友人に紹介されてからは良く通っていた、。

それが20年ほど前に津田沼へ移転、なので訪れるのは年に数回になってしまったが、その味に惚れて関係は続いていた、。

コロナで途絶えたがこの日は何とも大将に会いたくなり出かけました、、。

 

 

何だかのぼりが増えて店がきれいになってますよー、、。

外装塗り直してます、それは中に入ってもで、壁や天井は塗り替えられて綺麗です、、。

 

久し振りに会った大将はとってもお元気そう、ぼそぼそとしゃべるのも同じ、よかったぁ、、。

注文前よりいろいろな話が尽きない、そしてこの日はやはり塩ラーメンをオーダーしました、、。

ここでへ大変な事実が、、。

先に当ブログで書いていますがあの旭川ラーメン発祥とされる蜂屋さんの母体と言える製麺所の加藤らーめんが倒産したという、加藤つぶれちゃったよー、、、だって、、。

やはりコロナの影響のようで、加藤らーめんの麺は全国で使っているお店有りますからね、。

ここは国産小麦だけの特注麺を取り寄せていたのだ、。

 

出て来た塩ラーメンにはすでに変化が、、。

 

 

スープの色が黄色くなってる、濃度も低くなっているようです、、。

そのスープを啜ってみるとー、あれー、結構変えちゃっていますねー、、。

今までは旭川ラーメンの定理にのっとり、豚骨に鯵の煮干しが効いた独特のスープだったのだ、、。

聞くと現在のは豚骨に鯛等の白身魚の焼き干しを使っているという、なんだかあの野趣あふれる旨味のスープが上品な物になっています、、。

 

それは麺に合わせてこうなったと、、。

 

 

札幌の麺使っているとの事で、西山、森住、菊水と聞いたらこれ菊水の物だという、、。

加水が多めの中細縮れ麺、これが決定的に違ってる、、。

 

以前の加藤らーめんの物は、、。

 

 

加水が少ない独特な中細麺で強く縮れが入っている、。

これがかなり独特な食感で長い間私を虜にしていたのだが、なんとこれもう食べられ無いんだぁ、、。

この主張の強い麺に抗するように濃厚な豚骨鯵煮干だったのだが、この鯵の煮干しというのが独特で説明のしようがないのが口惜しい、。

 

鯵の煮干しって言うと普通豆鯵という鰯の煮干し程の大きさの物を想像するでしょ、。

でもここのラーメンには20センチ位ある大きい煮干し使うんですよ、これが独特なんですねー、、。

大将には何とか麺を見つけて元の味に戻してって伝えましたよ、だって30年間ほれ込んだ味ですからね、。

 

当時旭川ラーメンと言えば山頭火さん、それは今でも変わっていないようですが、。

山頭火さんは旭川では異端児で、あの九州豚骨の様なスープは旭川ラーメンでは無いという事をここで知った、。

札幌出張時にレンタカーで旭川へ行き蜂屋さんと青葉さんを食べて来てそれは確信となったのですが、。

そんな本物をもう近くで食べられないのはあり得ません、大将お願いしますよー、。

ごちそうさまでしたー、、。

 

 

 

追記

HPや通販など現在でも加藤らーめんは営業しているようなんですね、蜂屋さんもやってます、。

ただここの大将が言っているし、麺が調達できなくなってるのも事実のようだし、。

会社更生法の適用などで規模を縮小しながら銀行管理などになって営業続けているのでしょうか、。

結論にはもう少し様子を見る必要が有りますね、、。