トロミも有る濃厚な豚骨なのにあの豚骨臭が殆んど無いというのが凄いというか不思議な美味しさの木蓮さんです、、。
何年ぶりだろうか、4年は来ていないなぁ、、。
千葉県の新京成線くぬぎ山駅近くの線路脇にある、踏切も近いので駐車場へ入るのは反対側からだとちょっと気を遣う、、。
店は一段上がっているのだが、これは店舗にトレーラーハウスを流用しているからなんですね、。
なので店内はカウンターのみ、通常は13席なのだがコロナという事で10席での営業、2席づつの間にアルコール液がセットされてます、。
今回は連れも一緒だ、前回も連れて行ってここの豚骨の事をことあるごとに引き合いに出します、、。
彼女の美味しい豚骨の基準になっているんですねー、、。
やはりラーメンにおける1000円の壁は高いようですね、あのラーメンハゲも言ってますが何なのでしょうか、。
昨今のラーメンは本当にスープにコストをかけたものが多い、それを見抜けずに量や乗せ物中心にコスパコスパ言う輩ははやく真実を感じられる舌を持ってほしいと思いますね、、。
この中からおすすめの肉増し豚そばと九条ネギ増し豚そばをオーダーです、、が、、。
ここで前回と違う事が、オーダーにさらり、背油浮かぶ、クリーミーとある、。
だが店内の張り紙にはあっさりとこってりに中間というのがあってオーダー時に店主さんがどれにしますかと効いてきますよー、、。
今回は解らないので中間でオーダーしました、、。
肉増し豚そばです、、。
チャーシューが6枚も乗っています、たっぷりのキクラゲと九条ネギ、これで850円っていくら土地が安い千葉にしても安すぎる内容ですねー、、。
では、スープから頂きます、。うっほー、これこれ、濃厚なのに臭みが殆んどない豚骨スープです、、。
中間でもかなり濃度は高くトロミたっぷりだぁ、だがザラつきは最小限でやはり丁寧な仕事が伝わってくるラーメンとなっていますよー、。
油があまり浮いていない、というか長時間煮出して乳化してしまっている、唇もコラーゲンでてかてかだ、。
これはこってりだったらかなりのドロ豚骨になるんだろうなぁ、、、。
チャーシューは多分この部位はウデだろう、そう前足です、これ昔から街中華でも結構使われている部位で筋肉質の赤身と摂れを包むような脂のバランスがいい、、、。
これが崩れない程度に軟らかく煮て有って思わず技あり一本って思っちゃいましたぁ、、。
九条ネギは関東の長葱と違い辛くなくしゃくっとした食感で清涼感のある、たっぷりなので濃厚豚骨もスルスルと食せる、しゃくしゃくの厚めのキクラゲと相まっておいしー、、。
九条ネギ増し豚そばはどうでしょうか、、。
もうこれでもかって位のたーっぷりの九条ネギです、ネギ好きはたまりませんよー、、。
こちらにもキクラゲは多く乗りチャーシューも2枚入っていましたぁ、これで780円ってどうなっているんでしょうかねー、もう大盤振る舞いです、、。
麺は当然同じもので、、。
博多豚骨系の加水少なめな細ストレート麺だ、。
ただ博多系の物よりも若干加水が多くチュル系に寄っています、当然濃厚豚骨をよーく纏っておいしー、、。
ネギ増し系のラーメンには通常のレンゲ以外に穴あきレンゲも付いています、。
多分残処理していてネギ系はねぎの食べ残しが多かったからでしょうね、。
店主さんのすべてを味わって欲しいという気遣いがこう言う所にも伝わってきますねー、、。
いやぁ本当においしかったですよー、、。
以前と違いあっさり、こってり、中間の3種のスープにしたのは多分、、。
メニューにもあるあっさりが食べやすいですと書いてある様に、以前のでは濃厚過ぎると感じるお客さんが相当数いたのでしょう、。
というのも今回食べて見て中間は以前のスープとほぼ同じ濃度だったんですね、、。
ここにも店主さんがお客さん思いなのが伝わる、頑固にこれが俺の味だって頑なな店主さんよりも良いですよね、、。
という事はこってりはどうなるか、かなりのドロトンなのだと思う、そうなるとそれも食べて見たかったと、、。
今回二人とも同じ中間にしちゃったのが悔やまれます、、。
近いうちに一人でバイクで来るかなぁ、、、。
とってもおいしかったです、ごちそうさまでしたーーーーー、、。
追記。
あっさり、こってり、中間とここは厨房丸見えなのでどうやっているか見てみた、。
基本のスープをその濃度によって割っているんですね、鍋に入れて加熱しながら麺湯で茹で割っている、これ解るなぁー、、。
茹で湯だとサラ湯と違って濃度が下がらないんですね、勿論茹で釜は常に水を足して茹でこぼしているから濃度が上がりすぎる事はない、その辺の調整は店主さんしっかりしていた、。
竹岡系の房総ラーメンがチャーシューの煮汁だけなのにサラリとしていないのは一杯づつ麺茹でした湯を麺と一緒に投入しているからだ、なのでスープとしての濃度が出ている、。
店主さんはどこに気づいたかは不明ですが 湯で茹で割ることにより物足りなさを補っているんです、。
厨房見てて解析してて成程と頷いた、よい勉強になりました、、、。