以前はあしげく通っていたのだが、新店めぐりがメインとなり次第に足が遠のいて、。
コロナ過に突入してからは益々である、。
だがやはり今どうなっているのか、心配になって行ってみました、、。
相変わらず目立たないお店ですが健在でした、、。
店内も相変わらず几帳面な性格の店主さんによりきっちっと奇麗(ここの店主さんは調理でも具材によりトングを変えるほど几帳面なんです)、ちょっと安心、。
で、入り口脇の身に券売機を見て唖然、メニューが塩ラーメン一択です、、。
それも普通盛と大盛の2択しかないじゃぁ無いですかぁ、、。
トッピング類も全部赤ランプなので備え付けのアルコールで消毒し、塩ラーメンをポチっつて席に着きます、、。
席は間引いてあって大分隣との余裕が有る、平時はL字カウンター10席有ったのにこの日は実質4席だ、勿論安心して食べられますがこの激戦区だと周辺にいくらでも美味しいラーメン屋さん有るので満席だったらよそへ行かれちゃうでしょうね、、。
6分ほどで塩ラーメン着丼です、、。
三角断面の丼でスープが少ないタイプ、700円という事はスープに結構コストをかけているか、。
何時もの様にスープから、。おおーーー、見た目よりもずっと旨味がたっぷりだ、、。
豚鶏ベースです、どちらも突出しない、調和されている、、。
そこへ昆布や干しシイタケといった乾物系のグルタミン酸がたっぷりの塩スープですよー、、。
当然塩もまあるい塩、尖りの無い海水系のこれまた旨味タップリな塩を使っている、。
更に香味油、これが物凄いいい仕事してるんですねー、、。
葱が中心ですが焦がしてはいない、あの長葱の熱を加えると中のとろみのある甘い成分が溶け込んだ香味豊かな油が鼻を舌を魅了してくる、、。
後味から未化調なのが解る、この店主さんはいったい、、凄いです、、。
具材はチャーシュー、、。
赤身かかってますがレアチャーではない、何度も書いてますがスープに浸しても色は変わらない、。
こちらはしっかりと醤油で味付けがされている、適度に柔らかジューシーで美味しい、、。
他には何と布海苔、、。
テングサかとも思ったが癖が無いので布海苔で間違いないと思う、、。
刺身のあしらいにも使われるもので味わうというよりシャキッとした食感を楽しむ為か、。
メンマも他とは違う、、。
麺と同じくらいに細く切ってある、これは食感を変えるためだろう、。
麺と一緒に入ってくるので味変ならぬ食感変を楽しむ仕掛けだと思う、、。
なのでか固めのコリっとした食感の物を使っています、。
あとは水菜とネギ、これは彩りでしょうかね、、。
麺はこれも独特なんですよ、、。
見た目は博多の様な細麺だが角切りである、、。
そして加水がかなり控えられて打たれています、それも博多のとも違う加水率です、、。
細いのでスルスルとは入ってきますが、ちょっとモサッとしたというか、博多のパツッとした食感の物とは違ってむしゃむしゃと食べる感じ、、。
これはここ昔からこの麺であの三河屋製麺特注麺なんですねー、、。
私は歯にくっついて苦手なタイプなんですが、何故かこちらのスープと一緒にいただくと全然いいんですよ、、。
店主さんのセンスが良く出たラーメンでした、、。
スープ少なめですが久し振りに完飲しちゃいましたしねー、、。
私が通った6~7年前は売りは醤油ラーメンだった、。
銚子の蔵より直接取り寄せた特選醤油は一流料亭などで使われる物を特別に引いていた、。
それを最大限引き出したスープのラーメンはもう角の立った醬油が旨いと初めて思わせてくれたラーメンでした、、。
担々麺らしきものもあった、メニューも確かそんな名前で店主さんが好きな担々麺を造ったらこうなったと、、。
それは辛さはそれほどないのだが花椒がバリバリに効いたもので大好きなラーメンでした、。
そして当時も塩は有り、これは現在の物とは全く違う淡麗中の淡麗みたいな、集中して味わって初めてそのおいしさの凄さが感じられるという物、、。
そして現在はそれらとは全く違うラーメンを提供している、聞くと今年の1月から塩一本にしたという、、。
いろいろやらないとお客さんも飽きちゃうでしょ、だって、、。
飽きちゃうのは店主さんあなたの方でしょう、って、もう見え見えなんですよねー、、。
こういう所が私がここのお店を気にしちゃう訳なんですねー、、。
実はもう一店、矢張りいろんなの作るのが大好きで、メニューが多いラーメン店でテレビにも出た店が有るんですねー、、。
こちらも行ってみないとですね、心配です、、。
美味しかったですよーごちそうさまでしたー、、、。