何を食べても絶対外さないヤマダイさんのニュータッチ凄麺シリーズ、今回は和歌山中華だ、、。
和歌山県は醤油発祥の地とされています、。そう、中国では無く日本の紀州、現在の和歌山県が起源なのだという、。
時は鎌倉時代、後に鎌倉仏教などと呼ばれるほど沢山の宗派を発生させた、。
そんな中開祖道元の曹洞宗に代表される禅宗は沢山の僧侶が海を渡り修行後日本に戻り布教しをた、。
そんな禅寺の中のにあった紀州湯浅(現在の有田群湯浅町)の興国寺に入った僧侶覚心が中国伝来の径山寺味噌を村人に伝えていたところ、。仕込みの方法を間違って伝えて偶然できたのがたまり醤油という、、。
以後このたまり醤油をさらに進化させ絞って液状にし現在につながる醤油のルーツが出来たというのだ、、。
更に余談だが、紀州の漁師は果敢に他の漁場へも進出していき、紀伊半島に近い形状の房総半島を発見してそちらへ移住していく物が現れ、、。
それが白浜等の同じ地名が有ることに、同時に醤油も伝わって特に水運で江戸に通ずる銚子に醤油工場が多く作られた(ヤマサ、ヒゲタ醤油等)のは皆様ご存知の通りと(その後更に江戸への利根川と江戸川の分岐点で有った埼玉野田市に醤油生産拠点が出来た(キッコーマン醤油)のですね)、、。
さて、醤油の前置きはこれくらいにして凄麺和歌山中華だ、、。
では早速内容から、、。
一部にあるレトルトパックの具材はない、後入れの粉末スープは凄麺としては珍しいですか゛これはとろみを加えるための様で片栗粉が使われているのでしょう、、。
なので液体スープを入れ粉末スープを入れたらよーく混ぜ混ぜします、、。
かき混ぜ時に避難していた具材を戻して出来上がりです、、。
具はペラペラの乾燥チャーシューに同メンマと刻み葱、、。
和歌山ラーメンを代表する井出商店の様な紅白反転のナルトがかわいいです、、。
そのスープを一啜り、、。おーーー、濃ゆい醤油がガツンと来る豚骨ベースのスープです、、。
その豚骨濃度は例えば直系の家系や久留米などの九州系と比べると抑えめである、、。
だがそれはこのしっかりとした醤油を前面に押し出すためにあえてホンの少しだけ控えめにしたといった感じ、、。
濃度は十分に有るのだがあくまで前面に立つのは醤油なんですね、、。
塩分濃度も高めだ、だがこれはこの醤油感からすれば当然だ、。
ちとしょっぱいかなぁといいながらレンゲが止らない、高血圧には困ったスープである、。
麺は角切り刃の細麺で割と加水少ないタイプ、スープを吸うタイプです、、。
これまたスルスルと止まらない、、。
スープ麺、スープ麺のループが続きますよーー、。
和歌山ラーメンは濃厚系の井出商店系と端麗な車庫前系とに分かれるという、こちらはナルトに研鑽されるように井出商店系なのでしょうね、、。
実食し、やはり美味しいですねー凄麺に外れ無しは本当です、、。
特に東京では牛久保氏の千駄ヶ谷ホープ軒に代表される東京豚骨とか横浜家系とかその始のラーショ等、豚骨醤油は沢山あります、、。
和歌山ラーメンはそれらとは違う醤油豚骨、まさに醤油発祥の地である事を誇らしく前面に主張した(勿論自然的に時間をかけて進化した)ラーメンであると、、。
そんな背景がとっても感じられる一杯でした、、。
地元なみるくさんの言うようにとても美味しい一杯でした、。
おいしかったです、ごちそうさまでしたーーーー、、、。