以前より気になっていた、この巣ごもりを機に一気に読んでみた、。
劇画と書いたがいわいる漫画です、、。
でも事実に元就いた実録コミックスという感じでしょうか、。
内容は当然開発にかかわる方達の葛藤や人間模様と、、。
何より興味あるのは開発に伴う技術審査や各種試験内容等、通常の専門書でも掲載されないような内容が豊富で、。
航空機、それも飛行艇というものがどれほど人の英知と努力で飛んでいるのかを今更ながら思い知る内容です、、。
なので一般の方は読んでも面白くは無いと思います(笑)、。
という事は好き物にはぐんぐんと引き込まれる、一気に読んじゃうのがもったいないと、。
救難飛行艇は世界でも運用しているのはこの日本だけです、、。
なので10数基程度しか作られずコストが高いのも確かで(約140億円)、これが元でなかなか輸出もされていない(インドでは16機程度の輸入を検討中ですが技術移転の規制が多く難航中、海に囲まれてるインドネシア等の東南アジアの国々でもやはり価格がネック)のが現状、、。
だが救難飛行艇の出動回数は現在までに1000回以上、今まで900人近くの命を救って来た、辛坊治郎氏の救助で知った方も多いと思います(また海上での救助だけでなくヘリが届かない離島の救急搬送も重要任務だ)、。
一時はオスプレイなどの新機材の登場で飛行艇不要論が出たものの、。
この実績こそがUS-2開発となり現在に続いています(今年3月に7号機の引き渡しがなされた、これは川西航空機から続く新明和工業の戦前よりの飛行艇50機目でも有りました)、、。
このコミックスはまだ完結していません、次号が出るの楽しみですよー、、。