陳健一氏といえばもう料理の鉄人として四川料理の巨匠だ、、。
最近は大衆的な店を息子の健太郎さんと一緒のキャラクターで展開している、。
ここから近いのは深川ギャザリアという江東区は木場にある施設内にある、。
ここ実は2回目で3年ぶりくらいか、今回も一売りの麻婆豆腐と担々麵の両方を食したく連れと一緒に行って来た、、。
平日の昼を外した1時過ぎ、ここは基本平日はオフィス街なのでこの時間だと待たずに入店出来ます、。
というか昼時は40席近く有る店内はいっぱいなんですねー、、。
オーダーは当然麻婆豆腐と元祖担々麺です、、。
そう、この汁のある担々麺は健一氏の父、日本の四川料理の父である陳健民氏が元祖なのだ、、。
元々四川では担々麵と言えば汁無しなのだが、これが広州や香港へ伝わった時に辛すぎて食べられないと、、。なので汁ありが開発されたという、、。
それを日本に知らしめたのが健民氏という事で、元祖を名乗るに値するメニュー名だと思う、、。
話を元に戻して待つ間に卓上をチェックです、、。
夏場でなくともうちわが備えられています、汗かくの前提ですね、、。
そして、その手前に鎮座する調味料こそですねーーー、、。
それぞれ山椒と書かれ、かおりと痺れと有ります、、。
これは日本人に良く解るように表記されていますが、皆さんはご存知ですよね、、。
かおりは青花椒、しびれは赤花椒だ、なので山椒では無い、、。
自称ホアジャーな私は初めて来たときにこれを見て感動しました、。そう、それぞれを自分好みに調整して楽しみたいという思いが実現されていたからです、、。
元祖担々麺の登場です、、。
ザーサイと温玉が添えられている、ザーサイは初めに出て来てこれ食べてて待つといった具合、、。
温玉はこれライスとも交換してもらえますよー、、。
芝麻醤の香りが香ばしい位、坦々肉味噌の唐辛子の香りも良い、、。
それをしっかりとした豚鳥のスープが支えています、、。
辛さは程々、スープは胡麻たっぷりで甘味すら感じるくらい濃厚だ、、。
だが、これはあくまでベースなんですね、自分の好みに卓上で昇華させますよー、、。
赤、青の花椒をたーーーっぷりと振りかけていきます、ラー油も足して―、、。
スルスルと手繰れは、うーーーーーんうまーーーい、、。
やはり基本が違います、、。
大好きな横浜中華街の四川料理の重鎮、重慶飯店ものもそうなのですが、、。
複雑な香辛料の使い方が実にしっかりとしていて、ラーメン屋の作る担々麵とは一線を画す、、。
元祖を名乗るのに相応しい本格四川料理の担々麺である、、。
麺はスープが良く絡む細めのストレート、。
加水多めでチュルチュルと口の中に入ってきます、、。
もう胡麻と動物の効いたベーススープに絶妙香辛料の肉味噌にカラシビを足して、、。
室副の時間が流れます、、。
RDBや食べログ等のレビューを見ると、、。
確かに本格っぽくておいしいのだが、辛さも無く香りもシビもないという方々が多い、、。
どこ見て食べてるんでしょうかねぇ、卓上にしっかりとそれらは有るじゃ無いですかぁ、、。
でもね、周りを見ると私達みたいにフリフリかけている人がいないんですねー、、。
日本人ってこの味を作った方に敬意を表すというか、、。
卓上をかけまくっているのは逆にお店に失礼と思う節がありますよね、私もそうです、、、が、、。
ここは違うと思う、素直に健一氏の用意してくださった卓上で好みにして食べていいと思う、、。
いや、絶対にそれが正解だ、、。
では、麻婆豆腐の方はどうでしょうかね、、、。
こちらはスープが付いてきます、、してご飯が少なーーーい、、。
でもご心配なく、、。
ここも中華街のランチ同様ライスとスープはお代わりし放題なのだ、、。
えっ、麻婆豆腐も少ないって、これがですねーこれでこのライス3杯はいけるくらいの量で濃厚なんですよー、、。
こちらは辛さが事前に3段階選べる、単純に辛さだけでなく使われている香辛料の配合も違うようだ、。
でもやはり私にはシビが足りないか、赤青の花椒をタップリと振りかけてと、、、。
おいしー、たまらずライスが進む進む、、、。
という事ライスをお替りです、、。
で、そのライスを麻婆だけでなく―、、、、。
温玉の入れ物に担々麺のスープとライスを投入だぁ、、。
勿論これにもこうしますよー、、。
これを混ぜ混ぜしますとー、いやいやいや、実に旨い、、。
温玉のマイルドさが加わってとっても美味しい雑炊風になった、、。
これはここに来たら絶対にやっていただきたいですねー(麻婆豆腐と元祖担々麺とを食べなきゃ出来ませんがね)、、、、。
時間が有れば横浜中華街まで車でランチへ(湾岸高速で片道30~40分ほど)行くくらいですが、。
こちらでも麻婆豆腐と元祖担々麺に限ればまた違う本格四川が手軽に味わえます、、。
今一度見直しました、利用頻度は確実に増えるでしょう、、。
既に次世代を睨んだ店舗展開か、、。
三代目にも期待がかかりますねー、、。
とってもおいしかったです、ごちそうさまでしたぁーーーー、、、。